ファーストリテイリングnews|第3Q売上高1兆8229億円7%増/海外15%増

(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正会長兼社長)が、2019年8月期第3四半期の決算を発表した。

2018年9月1日~2019年5月31日の売上収益は、1兆8228億7700万円(前年同期比7.0%増)、営業利益は2476億8800万円(3.7%増)、純利益は1586億6800万円(7.0%増)の増収増益だ。

売上収益に対する営業利益率は、なんと13.6%。

国内ユニクロ事業は、売上収益7010億円(0.5%減)、営業利益967億円(19.5%減)と、減収減益。第3四半期連結会計期間の3カ月間では、eコマースを含む既存店売上高は、前年同期比0.1%の減収。

スウェット、UVカット、レギンス、Tシャツなどの販売が好調に推移したものの、「ユニクロ誕生感謝祭」の開催日を6月へ後ろ倒ししたことによって、5月の既存店売上高が減収となった。

また、eコマースの売上高は190億円、16.1%の増収で、売上構成比は前年同期の7.8%から9.1%へと上昇している。

海外ユニクロ事業は、売上収益8205億円(14.6%増)、営業利益1248億円(11.1%増)と、大幅な増収増益で、海外が日本国内を抜いている。

第3四半期連結会計期間の3カ月間では、グレーターチャイナでは中国大陸の大幅な増収増益が継続している。ユニクロでは、中国・香港・台湾を「グレーターチャイナ」と呼んで、分類している。東南アジア・オセアニア地区も夏物商品の販売が好調で、2桁の増収増益を達成した。韓国は既存店売上高が減収で若干の減益。

また米国は、赤字幅が前年に比べて縮小したものの、天候不順の影響によって春夏商品の販売が苦戦したことから、業績は計画を下回っている。欧州は、天候不順や政情不安の影響によって、減益となった。ただし、ロシアは、増収増益と好調だ。4月にはデンマーク初の店舗をコペンハーゲンに出店している。

ジーユー事業は、売上収益1853億円(11.2%増)、営業利益は263億円(74.5%増)で大幅な増収増益。第3四半期連結会計期間3カ月間の既存店売上高も12.1%増、営業利益も105.8%増と好調だ。前期に続いて品番数を絞り、マストレンドにフォーカスした商品構成にしたことが奏功した。

グローバルブランド事業は、売上収益1136億円(1.0%減)、営業利益46億円(前年同期は減損損失89億円の計上により35億円の赤字)と、減収増益になった。第3四半期連結会計期間の3カ月間の売上収益は1.1%減、営業利益は29.0%減。セオリー事業の営業利益は前年並み。プラステ事業は若干の増益、コントワー・デ・コトニエ事業とプリンセスタム・タム事業は赤字幅が拡大、JBrand事業は前年並みだった。

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