マツキヨnews|第1Q 売上高1459億円0.9%増も経常利益1.5%減
(株)マツモトキヨシホールディングス(千葉県松戸市、松本清雄社長)の2020年3月期の第1四半期決算は、売上高1458億5600万円(前年同期比0.9%増)、営業利益91億7500万円(1.5%減)、経常利益98億2500万円(1.5%減)、四半期純利益65億1900万円(1.8%減)の増収減益だ。
営業利益率6.3%、経常利益率6.7%。
マツキヨグループでは、今期は新たな戦略テーマとして「専門性×独自性による美と健康の地域貢献」「既存の枠にとらわれない新しいビジネスの創造」「企業価値を高めるグループ経営の高度化」の3つを設定して取り組んでいる。
厚生労働省が進める「健康サポート薬局」の認可を受けた24店舗では、地域医療連携を勧める。また一部エリアに限定していた調剤サポートプログラムの契約を全国に拡大した。
出店戦略ではエリアシェア拡大に向けた主要都市での至近距離出店、インバウンド需要獲得のための新たな立地開拓を進めている。そして既存店の免税対応は、新店を含め958店舗にまで拡がっている。
新たな取り組みでは、6月8日に全国のグループ店舗約1600店舗でスマートフォン決済サービス「Pay Pay」の利用を開始した。
新規出店はグループで27店舗、改装は17店舗、不採算店舗閉鎖は9店舗。6月末のグループ店舗数は1672店舗だ。
一方、海外事業では新たに香港とベトナムで出店準備を進めている。香港には現地法人を開設、ベトナムでは7月16日にロータス・フード・グループ(株)との間で出店に向けた基本合意を結んでいる。タイや台湾に続く新市場開拓を目指す。