西松屋news|9月既存店1.3%増/第2Q売上高3.2%増も経常利益26.1%減
(株)西松屋チェーン(兵庫県姫路市、大村禎史社長)が9月度(8月21日~9月20日)の営業速報と2019年2月期の第2四半期累計業績を発表した。
まず、9月度の業績から見ていこう。
客単価は前年同月比2.8%減だったが、客数が4.1%増と好調だったため、既存店売上高は1.3%増と、前年を上回った。
全店ベースでも客単価は3.5%減だったが、客数が8.0%増で、売上高も4.2%増となった。
9月は大雨や台風上陸の影響によって、一部の店舗で一時休業を余儀なくされたが、大型育児用品や消耗品などを中心に売上高が好調に推移した。
9月度は、8月30日におのだサンパーク店(山口県山陽小野田市)を新規開設した。一方で3店舗を閉鎖している。
次に第2四半期の業績を見てみよう。
2019年2月21日から8月20日まで上半期の売上高は、713億5200万円(前年同期比3.2%増)、営業利益22億2600万円(28.8%減)、経常利益24億3500万円(26.1%減)、純利益13億9000万円(32.6%減)と増収大減益だった。
営業利益率3.1%、経常利益率3.4%。
商品別に見ると、雑貨部門は、粉ミルクや紙おむつなどの消耗品や服飾雑貨の売上げが好調に推移した。しかし、衣料部門は、昨年と比べて梅雨明けが遅れたことが影響し、子ども衣料、ベビー・マタニティ衣料を中心に伸び悩んだ。
売上総利益は値下げ販売の増加などによって0.6%減。販売費および一般管理費は3.3%増。人件費や広告費、その他経費削減に取り組んだが、新規出店にかかる地代家賃などの経費が増加した。
北海道から沖縄まで47都道府県に店舗ネットワークを拡充するために、20店舗を新規出店した。一方で、14店舗を閉鎖した。
この結果、期末の店舗数は、北海道地区46店舗、東北地区93店舗、関東地区275店舗、中部地区168店舗、近畿地区180店舗、中国地区75店舗、四国地区37店舗、九州・沖縄地区136店舗で1010店舗となった。