ドンキnews|9月駆け込み需要でドンキ13%増・ユニー4%増
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長:旧(株)ドンキホーテホールディングス)が、事業会社の9月業績を報告した。
■(株)ドン・キホーテ
既存店296店舗の売上高は113.0%、客数107.6%、客単価105.0%。全325店舗の売上高は115.7%。
9月の国内事業は、消費税増税直前の駆け込み需要で、来店客数が飛躍的に増加した。生活必需品のまとめ買いのほかに、家電製品やラグジュアリー商品などの高単価商品が、売上げを押上げた。インバウンド消費では、韓国からの訪日客数は急減したが、ASEANやオセアニアなどからの客数が増加したことで、免税売上高は下支えされた。
商品動向を見ると、消費税増税前の駆け込み需要が顕著に表れた。「家電製品」ではテレビやブルーレイレコーダーなどのAV家電、炊飯器といった調理家電、「日用雑貨品」では、洗剤やシャンプー、紙製品などの日用消耗品が軒並み伸長した。「食品」では、ビールなどのまとめ買い需要が発生して酒類が伸長した。
また「時計・ファッション用品」では、舶来時計や宝飾品など高額商品が、「スポーツ・レジャー用品」では、ドライブレコーダーなどのカー用品や電動自転車が伸長した。
■ユニー(株)
既存店161店舗の売上高は104.0%。客数が102.0%と伸び、客単価も101.9%だった。全169店舗の売上高は93.0%。
ユニーも増税前の駆け込み需要で「衣料品」「住居関連品」が2ケタ増と好調に推移した。とくに「住居関連品」は化粧品や羽毛布団などの寝具、自転車などの高単価品から、ハミガキ粉やシャンプーなどの最寄品まで幅広く伸びて、29.2%増と大幅増収だ。
商品別では「衣料品」は、女性向け下着などの実用衣料品が好調。ナショナルブランド商品のスニーカーやインポートブランドのバッグなど、高単価商品が大きく伸長している。
「食品」は、精肉や青果は相場安による影響で生鮮食品は苦戦した。酒を含めた飲料や米などが売上げを牽引した。
■UDリテール(株)
9月度はダブルネーム業態転換店として、9月3日(火)に三重県名張市に「MEGAドン・キホーテUNY名張店」、9月24日(火)に愛知県知多郡に「MEGAドン・キホーテUNY武豊店」をオープンした。
10月度は10⽉1⽇に埼玉県加須市の「ピアゴ大桑店」を、10月下旬には岐阜県美濃加茂市の「アピタ美濃加茂店」をダブルネーム店舗に業態転換する。