PPIHnews|第2Q売上高8578億円67%増・経常利益29%増の大幅増収増益

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)の2020年6月期の第2四半期は、売上高8587億8900万円(前年同期比67.3%増)、営業利益451億1300万円(50.3%増)、経常利益455億5500万円(28.9%増)、四半期純利益288億9000万円(22.3%増)と、第2四半期連結累計期間における過去最高益を更新した。

売上高の67.3%増は、一昨年10月に(株)ユニーを子会社にしたことによる増収である。その代わりに営業利益率5.3%、経常利益率5.3%とやや落ち込んだ。ユニーを傘下に入れる前は6%台を堅持していた。

ディスカウントストア事業の売上高は5609億5300万円(11.4%増)、営業利益は281億1000万円(4.7%減)。
主力業態のドン・キホーテは、食品や日用消耗品は好調に推移したが、天候不順や韓国からの訪日客数の急減、さらに消費税増税後の反動減の影響から、既存店売上高成長率が0.7%減少した。
また、ファミリー向け業態のMEGAドン・キホーテは、地域密着型の商品構成や価格設定、サービス対応などが顧客の拡大に繋がったが、こちらも天候不順と消費税増税の影響で、既存店売上高成長率は0.4%減となった。

総合スーパー事業の売上高、すなわち旧ユニーの売上高は2605億6400万円、営業利益は100億500万円。ダブルネーム店にフォーマット転換する店舗があることから、総合スーパー事業の総店舗数は減少している。既存店売上高は0.2%減だ。

テナント賃貸事業は297億500万円(216.2%増)、営業利益は67億4100万円(309.3%増)。

(株)ドン・キホーテでは2019年12月、「ドン・キホーテ十三店」を旧店舗からわずか50mの敷地に、 新たに最新スペックの店舗としてオープンさせた。また同月に「ドン・キホーテ大田原店」をオープン。大田原店は、同社特有の「驚安価格」で生活必需品を提供し、バラエティ豊かな商品を取り揃えた店舗となった。

UDリテール(株)は、ユニーとドンキのダブルネーム転換店として13店舗を開設した。

海外事業は、香港随一の商業施設「ミラプレイス2」内に「DON DON DONKI ミラプレイス2店」を開設した。

2019年12月末時点のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスグループ総店舗数は純増7店舗を加えて700店となった。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧