リテールパートナーズnews|年商2288億円0.1%減・経常利益6.4%減
(株)リテールパートナーズ(山口県防府市、田中康男社長)が2020年2月期決算を発表した。リテールパートナーズは (株)丸久、(株)マルミヤストア、(株)マルキョウのスーパーマーケット三社で構成される。
営業収益は2288億1400万円(前年同期比0.1%減)、営業利益44億6600万円(9.6%減)、経常利益52億1600万円(6.4%減)、減損損失など16億7800万円を特別損失として計上したことで純利益は22億4000万円(29.9%減)となり減収減益だ。
営業利益率2.0%、経常利益率2.3%。
中心となるスーパーマーケット事業は、営業収益2113億6400万円(0.6%減)、営業利益43億8000万円(9.6%減)の減収減益だ。営業店舗数は231店舗。
丸久の売上高は842億7100万円(1.1%減)、傘下の(株)中央フードは55億0400万円(1.4%増、マルミヤストアは262億3600万円(1.7%減)、傘下の(株)新鮮マーケットは98億5000万円(4.5%増)、マルキョウは824億0100万円(0.6%減)だった。既存店は丸久1.9%減、マルミヤストア2.2%減、マルキョウ0.6%減。
丸久と中央マーケットでは、曜日別販促の強化と週間重点商品の量販による売上げの改善、在庫の適正化やロス削減による荒利益高の確保の営業政策を進めた。また今後の人手不足への対応と生鮮部門強化、店舗の生産性向上を目指して2020年10月稼働予定の新プロセスセンターの建設に着手している。2019年4月に「アルク三田尻店」を改装し、8月に「丸久錦見店」を閉鎖、11月に「アルク西門司店」を新設した。営業店舗数は80店舗(うちアルクは43店舗)。また中央フードは、12月に「中央フード大島店」を改装し、営業店舗数は8店舗となっている。
マルミヤストアと新鮮マーケットは小商圏店舗として生鮮・惣菜の商品強化や、人財育成と生産性の改善に努めた。大分県佐伯市の道の駅宇目の運営業務を受託し、4月に「マルミヤストア道の駅宇目店」を新設した。4月に「松山店」を改装し、店舗数は42店舗。新鮮マーケットは、4月に「新鮮市場佐伯店」、7月に「大貞店」を改装した。営業店舗数は14店舗。
マルキョウは、「生鮮強化型の店舗運営」目指し、コンビニやドラッグストアとの差別化を図った。加工食品は、EDLP(エブリデイ・ロープライス)を徹底した。6店舗を改装した。営業店舗数は87店舗。
ディスカウントストア事業は、マルミヤ傘下の(株)アタックスマートが担う。営業店舗数29店舗で、営業収益174億4100万円(7.3%増)、営業利益2億4200万円(9.1%増)と好調だ。「EDLC(エブリデイ・ローコスト)・EDLP(エブリデイ・ロープライス)」を掲げ節約志向が一層高まった消費動向を捉えた。3月に「アタックス飯野店」、7月に「豊前店」を新設、1店舗を改装、1店舗を閉鎖した。