コメリnews|年商3486億円0.5%増・経常利益2.1%増/総店舗数1197店

(株)コメリ(新潟市南区、捧雄一郎社長)が2020年3月期の本決算を発表した。

営業収益は3485億7300万円と前年同期比0.5%の増収だ。また営業利益184億6900万円(1.9%増)、経常利益186億2500万円(2.1%増)、当期純利益119億4100万円(9.2%増)と増益となった。退職一時金の一部を確定拠出年金制度に移行したことによって、11億5700万円の退職給付制度移行益が出たことから純利益が増加した。

営業利益率、経常利益率ともに5.3%。

商品部門別売上げは「工具・金物・作業用品」が604億6800万円(1.6%増)、「リフォーム資材・エクステリア用品」は489億4300万円(2.4%増)、「園芸・農業用品」が770億0700万円(0.2%増)、「日用品・ペット用品」が598億9700万円(3.3%増)の増収だった。「家電・レジャー用品」は404億1700万円(1.9%減)、「インテリア・家庭用品」は316億6400万円(2.0%減)。

出店については、建築コストを軽減するため、例年に比べて出店数を抑制した。パワーを2店舗、ハード&グリーンを8店舗、PROを1店舗開店した。一方、既存店の改装を積極的に行って、例年に比べる4割多い総面積にして11万坪の改装を実施した。ハード&グリーンは6店舗閉店した。3月末の店舗数は、パワー66店舗、ハード&グリーン1120舗、PRO3店舗、アテーナ8店舗、合計で1197店舗。

2021年3月期は営業収益が3530億円(1.3%増)、営業利益は190億円(2.9%増)、経常利益は191億円(2.6%増)、当期純利益は113億円(3.4%減)を見込む。新型コロナウイルス感染症の影響では、感染拡大や長期化に伴い、店舗の休業やサプライチェーンの停滞、消費の低迷などが懸念されるが、見込みを出せるところがコメリの経営の安定性を示している。

 

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