クリエイトSDnews|20年5月期3196億円11.6%・経常利益24.5%の増収増益

(株)クリエイトSDホールディングス(神奈川県横浜市、廣瀨泰三社長)が2020年5月期の本決算を発表した。

売上高3195億8800万円(前年同期比11.6%増)、営業利益177億9300万円(24.9%増)、経常利益182億1000万円(24.5%増)、当期純利益122億5400万円(26.1%増)と二桁台の増収増益だ。

営業利益率5.6%、経常利益率5.7%。

同社は神奈川県を中心に、東京都、埼玉県、千葉県、群馬県、茨城県、静岡県、愛知県でドラッグストア事業、有料老人ホーム事業、デイサービス事業を展開する。

ドラッグストア事業は、小商圏での高来店頻度を目指し、利便性の向上や健康サポート機能を付加することによる専門性の向上に取り組んだ。

前期からの新規出店によって店舗数が増加したこと、調剤部門が堅調に推移したことに加え、消費税増税前の駆け込み需要に対する施策が奏功し、売上高が増加した。また、自社の電子マネー機能付きポイントカード「おさいふHippo」の導入や新型コロナウイルス感染拡大にともなった商品需要もあって、前期および計画を上回る結果となった。

利益面でも人件費の上昇やキャッシュレス推進に伴う経費も増加したが、上記施策による増収効果によって増益となった。

調剤薬局は、地域医療に貢献するため、健康サポート機能を有する「かかりつけ薬局」を目指し、薬剤師の育成に注力するとともに、地域での医療連携の強化および在宅医療への対応拡大を推進した。それに伴って処方せん応需枚数も順調に増加した。

ドラッグストアでは、ビューティ強化型の新フォーマットCremo(クレモ)などを含め28店舗の新規出店を行った。一方で契約期間満了により1店舗、経営効率化の観点から1店舗、計2店舗を閉鎖した。調剤薬局は、調剤専門薬局を1店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局25店舗を開局し、調剤専門薬局1店舗を閉局した。

クリエイトSDホールディングスグループの店舗数は、5月末時点でドラッグストア625店舗、調剤薬局では調剤専門薬局34店舗、ドラッグストアへの併設調剤薬局196店舗の合計230店舗となった。また、子会社化によってスーパーマーケット5店舗を、有料老人ホーム事業では介護付き有料老人ホーム2施設、デイサービス事業ではデイサービスセンター39施設を運営している。

次期は売上高3337億円(4.4%増)、営業利益165億2000万円(7.2%減)、経常利益169億3000万円(7.0%減)、純利益112億9000万円(7.9%減)を見込む。

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