コンビニnews|7月既存店セブン‐イレブン5.1%減、ファミマ&ローソン2桁減

コンビニ大手3社の7月既存店売上高は、セブンーイレブンが5.1%減、ファミリーマートが10.8%減、ローソンが8.9%減だった。3社ともに客単価は前年を上回るが、減収となった。

■(株)セブン-イレブン・ジャパン
既存店の客数は前年同月比87.9%とダウンし、客単価が107.8%と伸びて、売上高は94.9%と減収となった。チェーン全店では94.5%と5カ月連続の減収。店舗数は2万0884店と6月から4店舗の増加。

■(株)ファミリーマート
既存店は客数が前年同月比83.8%と大きく減少、客単価106.4%でもカバーしきれず売上高は89.2%。全店ベースでも89.7%の減収だ。7月は19店舗を出店して13店舗を閉鎖し、6店純増の1万5702店。

全国的に梅雨明けが遅れ、記録的な大雨によりアイスクリームや冷やし麺などの夏型商材の動きが鈍かった。一方、惣菜や日配、デザートは引き続き好調で、客単価は前年を上回った。

■(株)ローソン
既存店は客数が前年同月比84.9%、客単価が107.3%で売上高は91.1%と減収だった。全店ベースでは91.2%。エリアフランチャイズを含む7月のグループ店舗は、38舗を出店して32店舗を閉店したことで、6店舗純増の1万4491店。

デザートカテゴリーは、新感覚スイーツや、夏バージョンのCUPKE(カプケ)4品が好評を博したことなどから、前年を上回った。また、巣ごもり需要の浸透により販売が増加した冷凍食品、チューハイは、引き続き好調で前年を上回った。さらに、野菜セットを中心に品揃え拡充に取り組んでいる生鮮食品の販売は、前年を大きく上回った。たばこの売上げについては、既存店売上高前年比を1.0%程度押し下げる要因となった。

西日本から東日本にかけての広い範囲に長期間の大雨をもたらした「令和2年7月豪雨」に加え、平年より梅雨明けが遅れ、お客の来店動向に影響を及ぼした。

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