いなげやnews|第2Q営業収益1368億円8.4%増・利益大幅改善

(株)いなげや(東京都立川市、本杉吉員社長)が発表した2021年3月期第2四半期は、営業収益が1368億2100万円(前年同期比8.4%増)、売上高は1315億4500万円(8.5%増)の増収だ。

売上総利益率は0.7ポイント上昇して28.3%となり、売上総利益は372億6800万円(11.2%増)と二桁伸長。一方、販売費及び一般管理費は運送費の増加を販管費や営業時間短縮に伴う人件費の減少が補い、379億0800万円、1.9%減となった。

これにより利益面は大きく改善した。営業利益は46億3500万円(前年同期は1億9900万円の営業損失)、経常利益が47億5700万円(前年同期は6300万円の経常損失)、四半期純利益が31億5500万円(前年同期は2億7300万円の四半期純損失)。

営業利益率は3.4%、経常利益率は3.5%。コロナ特需が落ち着き、第1四半期からそれぞれ1ポイント下がった。

スーパーマーケット事業は売上高が1089億7500万円(9.9%増)、セグメント利益は40億4600万円(前年同期は7億3800万円のセグメント損失)の増収増益だ。内食需要が高まり、青果、鮮魚、精肉などの生鮮食料品を中心に、買上点数が堅調に推移したことから、既存店売上高は前年同期比9.8%増。

いなげやではina21小平鈴木町店(東京都小平市)を新規出店し、三鷹牟礼店(東京都三鷹市)を改装した。9月末の店舗数はいなげや136店舗、三浦屋9店舗、合わせて145店舗。また老朽化していた立川青果・生鮮センター(東京都立川市)を移設した。

ドラッグストア事業の(株)ウェルパークは売上高が223億1800万円(2.5%増)、セグメント利益は4億2100万円(5.2%増)。前年の消費税増税前の駆け込み需要の反動から、既存店売上高は前年同期比0.1%減。

移転新設が1店舗、新設が1店舗、閉鎖が2店舗、改装が5店舗。9月末の店舗数は137店舗。

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