マックスバリュ西日本news|第3Q営業収益4.4%増・純利益は黒字転換
マックスバリュ西日本(株)(広島市南区、平尾健一社長)が2021年2月期第3四半期の決算を発表した。
3月~11月の連結業績は、売上高4146億6200万円(前年同期比4.5%増)、営業収益4213億6500万円(4.4%増)、営業利益54億6400万円(前年同期は1億7600万円の営業損失)、経常利益57億9200万円(前年同期は2700万円の経常損失)、四半期純利益34億6800万円(前年同期は8億8100万円の四半期純損失)と、大きく黒字転換した。
売上対比営業利益率は1.3%、同経常利益率は1.4%。両数値ともにまだまだ低い。
外食を控えて家庭内で調理をする「内食」需要が増加したことで野菜、鮮魚、畜肉といった生鮮食品をはじめ、冷凍食品やインスタント食品など簡便調理商品の販売点数が伸長した。また同社の年度方針である「基本の徹底」を柱として、旬商品や売れ筋など重点商品の売り込みによる販売点数の拡大、「地元の味」にこだわった地域・地場商品の品揃え拡大に取り組んだ。売上高伸長率は下半期に入り緩やかになってきているものの、既存店売上高は前年を上回る業績が続いている。
新規出店は、第1四半期にマックスバリュ小月店(山口県下関市)、マルナカ川内店(愛媛県東温市)を、第2四半期にマルナカ円座店(香川県高松市)、山陽マルナカ三田店(兵庫県三田市)を、第3四半期にマックスバリュ西日本が10月10日にマックスバリュ上田中店(山口県下関市)、10月17日にザ・ビッグ綾羅木店(山口県下関市)、(株)マルナカが9月11日にマルナカ高瀬店(香川県三豊市)をオープンした。
一方で効率的な店舗網を構築するため、第2四半期までの8店舗に続き、4店舗を閉鎖した。
改装は第3四半期までの8店舗に引き続き、マックスバリュ西日本が9月11日にマックスバリュ養父店(兵庫県養父市)、9月12日にザ・ビッグ上板店(徳島県板野郡)、9月19日にマックスバリュ相生南店(兵庫県相生市)、10月24日にマックスバリュ安室店(兵庫県姫路市)、11月14日にザ・ビッグ多度津店(香川県仲多度郡多度津町)を、マルナカが9月5日にマルナカ三木店(香川県木田郡三木町)、10月9日にマルナカ土佐山田店(高知県香美市)、10月16日にマルナカ土居田店(愛媛県松山市)、10月29日にマルナカ今治桜井店(愛媛県今治市)、11月27日にマルナカ清住店(愛媛県松山市)を、山陽マルナカが10月15日に山陽マルナカマスカット店(岡山県倉敷市)をそれぞれリニューアルした。
通期は、内食需要の増加が予想されるため上方修正した。営業収益は前回予想比100億円増の5600億円(3.1%増)、営業利益は28億円増の83億円(202.7%増)、経常利益は29億円増の86億円(171.1%増)、親会社に帰属する当期利益は20億円増の30億円を見込む。