しまむらnews|第2Q売上高2846億円12%増・経常利益28%増/PBが牽引
(株)しまむら(埼玉県さいたま市、鈴木誠社長)の2022年2月期の第2四半期月(2021年2月21日~8月20日)は、売上高が2845億9200万円(前年同期比11.9%増)、営業利益が253億4200万円(58.6%増)、経常利益258億3500万円(57.8%増)、四半期純利益174億2700万円(65.6%増)。利益は当初計画を3割ほど上回り、通期業績予想を上方修正している。
営業利益率8.9%、経常利益率9.1%。
日本国内の業績は、売上高2824億6800万円(12.3%増)、 営業利益255億8500万円(58.6%増)、経常利益260億9100万円(59.7%増)、四半期純利益は176億7900万円(65.3%増)。
主力のしまむら事業の売上高は2154億9700万円(11.8%増)となった。プライベートブランドやサプライヤーとの共同開発ブランド(Joint Development Brand=JB)は、売場・販促と連動したことが効果を発揮して売上げを伸ばした。また売筋商品を短期間で追加生産して再投入する短期生産サイクルによって効率的な在庫コントロールが可能となり、値下げ削減も進んだ。さらにファッションセンターしまむらの全店舗にタブレット端末を導入して、アプリによる売場づくりの標準化を進めた。売場づくりのポイントを画像や動画で配信したことで、商品の陳列・演出レベルが向上している。4店舗を開設し、8店舗を閉店。店舗数は1426店舗。
カジュアルファッションのアベイル事業の売上高は265億1500万円(12.8%増)。第1四半期にレディースで立上げた新規JBの3ブランドを、メンズやシューズ・服飾雑貨にも拡大した。トータルコーディネート提案による商品展開を販促と連動させたことで売上げが伸長した。2店舗を開設し、3店舗を閉店。店舗数は314店。
ベビー・子ども用品のバースデイ事業の売上高は337億8300万円(14.8%増)。主力JBで春先に先行投入した夏物の売れ筋商品を、第2四半期に短期生産で追加したことが効果を発揮して売上げを伸ばした。7月度から仕入れを拡大した秋・初冬物では、JBやキャラクター商品のアウター衣料や肌着が好調だった。実用品では学童用品や玩具、寝具・インテリアが好調だった。店舗面では5店舗を開設、店舗数は303店舗。
雑貨とファッションのシャンブル事業の売上高は63億2500万円(12.6%増)。売上構成比の約半分を占める雑貨部門で家ナカ需要が継続し、食器や調理用品、コスメや 入浴品が好調だった。SNSへの画像掲載やライブ配信を強化したことで、客数増につながった。3店舗を開設し、店舗数は98店舗。
靴専門店のディバロ事業の売上高は3億4600万円(2.1%増)。スニーカーの売上げは堅調だったものの、天候不順や旅行・帰省自粛の影響で、婦人・紳士サンダルの売上げが不振だった。全店で展開を始めた服飾雑貨や店舗限定のアウター衣料を下期は強化する。
台湾の思夢樂事業の売上高は5億4100万NT$(21億2300万円)。