天満屋ストアnews|第2Q営業収益344億円3.9%減・経常利益1.6%減
(株)天満屋ストア(岡山市北区、野口重明社長)が2022年2月期第2四半期の決算を発表した。
3月1日~8月31日の連結業績は、営業収益344億3500万円(前年同期比3.9%減)、営業利益10億0500万円(3.4%増)、経常利益10億5600万円(1.6%減)、四半期純利益6億7900万円(1.6%減)。
営業利益率2.9%、経常利益率3.1%。
小売事業の営業収益は317億8700万円(3.2%減)、営業利益は9億3200万円(16.1%増)。
コロナ禍で大型店舗への客足が遠のき、衣料品や生活用品の需要が減少した。一方、巣ごもり消費や在宅勤務などを要因に内食需要が高まり、食料品は堅調に推移した。
同社では、新型コロナウイルス対策として、店内混雑緩和を目的に折込チラシの配布や大型イベントの自粛、営業時間の短縮、おもいやり優先時間の設定およびキャッシュレス決済の推進など、安全に配慮した販売体制を構築してきた。
3月に安定した商品供給を目的に生鮮センター(岡山市南区)内に水産加工センターを開設、4月に東一宮店(岡山県津山市)の全面改装、7月に鴨方店(岡山県浅口市)を改装し、ホームファニシングストア「ニトリ」を導入した。また、6月には、本部社屋を建て替え、バックオフィスの最適化を目指し、フリーアドレス制の採用やデジタル化によるペーパーレスを推進した。
小売周辺事業の営業収益は26億4700万円(12.1%減)、営業利益は7200万円(57.0%減)。小売周辺事業とは惣菜などの調理食品の製造販売を主とするサポート部隊だが、感染拡大の影響を受け、主要取引先への供給減少や飲食店における客数減により厳しい状況となった。