イオン九州news|第2Q営業収益2399億円127%増で黒字転換

イオン九州(株)(福岡市博多区、柴田祐司社長)の2022年2月期第2四半期は、営業収益が2399億1700万円(前年同期比126.9%増)、営業利益が25億7900万円(前年同期は9億7500万円の損失)、経常利益は28億1900万円(前年同期は8億4700万円の損失)、そして四半期純利益17億4300万円(前年同期は10億8700万円の損失)と黒字転換した。

なお2020年9月1日付でマックスバリュ九州(株)、イオンストア九州(株)と経営統合している。統合3社では、営業収益は前年同期比1.8%増、営業利益は同201.8%増となる。

営業利益率1.1%、経常利益率1.2%。

主力のSM(スーパーマーケット)・DS(ディスカウントストア)・GMS(総合スーパー)の売上高は2184億9100万円。

食品では地産地消・地産域消を推進した。また、水産のプロセスセンター「旬鮮工房」を3月に熊本県、6月に佐賀県に開設し、品揃えの充実と生産性改善に取り組んだ。衣料品・住居余暇商品では、ウォーキングやフィットネス関連商品のショップ「スポージアム」をGMS11店舗に導入した。専門店化の取り組みとして、「インナー&カジュアル」の小型店モデルをマックスバリュ島之内店(宮崎市)に導入している。

SM業態1店舗、DS業態1店舗を新規に出店した。GMS業態4店舗、SM業態10店舗、DS業態1店舗をリニューアルした。また1店舗をSM業態からDS業態への転換。8月末の店舗数は、SM業態153店舗、DS業態30店舗、GMS業態66店舗。

ホームセンター「ホームワイド」の売上高は93億8900万円。ガーデニングの需要は前年の反動はあるものの、園芸用品は好調な推移だった。くらしサポートサービス「WIDE便」は大分県・宮崎県の16店舗に広がっている。7月にホームワイド新下関店(山口県下関市)をリニューアルし、1店舗を閉鎖。8月末の店舗数は30店舗。

「その他の事業」の売上高は19億9800万円。GMS店舗内への「イオンバイク」出店を進め、上期は4店舗を導入した。フランチャイズ事業では、GMS店舗内にスイーツ・カフェ店舗を3店舗オープンした。また、新たなに、イオンモール佐賀大和(佐賀市)、イオン長崎店(長崎市)、イオン小郡店(福岡県小郡市)の店舗内にシュークリーム専門店「ビアードパパの作り立て工房」を出店している。

デジタル推進ではGMS店舗で実施しているネットスーパーで、ドライブ受け取りサービスや受け取りロッカーの導入など、非接触型サービスを拡大した。8月にマックスバリュ千早店(福岡市東区)でスーパーマーケットとして初のネットスーパー「オンラインデリバリー」を開始している。またスマートフォンで商品をスキャンし、専用レジで会計する「どこでもレジ レジゴー」をGMS2店舗に導入した。

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