コナカnews|年商586億円22.5%増/コロナ禍で客数前年の9割未満
(株)コナカ(神奈川県横浜市、湖中謙介社長)の2021年9月期は、売上高585億8400万円(前年同期比22.5%増)、営業損失は(株)サマンサタバサジャパンリミテッドの営業損失33億100万円を取り込んだ結果、78億2500万円(前年同期は営業損失49億3800万円)、経常損失は65億1600万円(前年同期は経常損失66億28百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は投資有価証券売却益51億4100万円を計上したことにより19億3800万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失129億4800万円)と厳しい状況だ。
主力となるファッション事業は、売上高560億4400万円(23.8%増)。客単価は期を通じて前年同月比を上回り続けたが、来店客数は前期の9割未満だった。サマンサタバサジャパンリミテッドも、足許では回復基調だが、感染拡大により大きな影響を受けた。
フードサービス事業は、外部環境が厳しいなか、デリバリーに対応する店舗の拡大などに取り組んだが、売上高は17億1100万円(前年同期比6.0%減)にとどまった。
グループの9月末の店舗数は779店舗。サマンサタバサグループで13店舗、紳士服コナカを1店舗、SUIT SELECTを6店舗、DIFFERENCEを6店舗、合計26店舗を新規出店した。一方、期間満了や移転などで50店舗を退店した。