アオキスーパーnews|21年年商1005億円5.4%減・経常利益66.7%減

(株)アオキスーパー(愛知県名古屋市、青木俊道社長)が2022年2月期の本決算を発表した。

営業収益1004億5700万円(前年同期比5.4%減)、営業利益9億9100万円(69.0%減)、経常利益10億8500万円(66.7%減)、当期純利益6億1300万円(70.1%減)と減収減益だ。

営業利益率1.0%、経常利益率1.1%。

業績面では、「新しい生活様式」の浸透による来店頻度の減少や生活防衛意識の高まりへの対策として、同社は低価格販売の強化などに取り組んだ。しかし、生鮮商品の相場変動や原材料および包装資材等の高騰に伴う主力品目の価格改定の要請により、販売促進企画が限定的となったことや、前期のコロナ感染症の影響による内食需要の急激な高まりによる「巣ごもり需要」の反動減、10月の緊急事態宣言解除後の消費者行動の変化に伴う来店客数・買上点数の減少により、売上高・利益ともに減少した。

販売促進政策では、生鮮食料品に強みを持つ食品スーパーであるアオキスーパーの特色を前面に打ち出し、第2水曜日は鮮魚を中心とした「魚の日・新鮮大漁市」、第3水曜日は野菜や果物を中心とした「青果の日・青果大市」、29日は精肉を中心とした「肉の日」として、旬の食材やお値打ち品を多数取揃えた企画を実施した。また、競合店対策として四半期に一度の大感謝祭、週に一度の95円(本体価格)均一等の企画を継続実施した。毎週日曜日に開催する「朝市」についても、コロナの状況を注視しながら再開した。

さらに同社は6月に創業80年を迎えたことから、創業80年を記念したスクラッチ買物券プレゼントや、メーカーと共同での買物券プレゼントなどの特別企画等を実施した。

店舗政策では、6月に中村店、10月に今伊勢店、11月に清城店、1月に鳴子店をリニューアルオープンした。また、5月に店舗用地として名古屋市北区に土地を取得している。

 

 

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