ツルハnews|’22年5月期は売上高9157億円0.4%減・経常利益16.0%減

(株)ツルハホールディングス(北海道札幌市、鶴羽順社長)が2022年5月期の連結決算を発表した。期間は2021年5月16日~2022年5月15日。

売上高は9157億0000万円(前年同期比0.4%減)、営業利益405億6800万円(16.1%減)、経常利益400億5200万円(16.0%減)、純利益213億8800万円(18.6%減)となった。

おもな要因は、前期の巣ごもり需要の反動減や季節商材の不振などで、既存店売上高や来店客数が前年を下回る水準で推移したことに加え、消毒剤をはじめとする新型コロナウイルス感染症対策商材の在庫評価の見直し、原油価格の高騰などによる水道光熱費の増加、キャッシュレス決済額増加に伴う支払手数料の増加などが見られた。

営業利益率、経常利益率ともに4.4%。

ツルハグループでは、接客サービスの向上に取り組むとともに、精肉・青果や100円ショップの導入、調剤併設化の推進を進め、巣ごもり需要の取り込みや利便性の強化を図った。

DX戦略としてアプリ会員の拡大、顧客データの販促策への活用に取り組むとともに、プライベートブランドでは、新ブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」への刷新と展開拡大を図った。

店舗展開については、ドミナント戦略に基づく地域集中出店および既存店舗のスクラップアンドビルドを推進したことで、159店舗の新規出店と57店舗の閉店を実施した。5月15日時点のグループ店舗数は直営店で2522店舗。うち調剤薬局は762店舗。また海外店舗17店舗、FC加盟店舗5店舗を展開している。

次期は、売上高9688億円、営業利益427億円、経常利益425億7100万円、当期純利益226億4000万円を見込む。

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