U.S.M.Hnews|第2Qは営業収益3532億円・経常利益56%減

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長:U.S.M.H)の2023年2月期第2四半期連結業績は、営業収益が3531億7500万円(前期は3605億9200万円)、営業利益が22億2300万円(前期比57.8%減)、経常利益が23億6700万円(56.2%減)、四半期純利益が8億3200万円(前期比71.3%減)の減益だ。

営業利益率は0.6%、経常利益率は0.7%。

既存店は客数が前期比98.1%、客単価が同98.8%だった。客数は、コロナによる行動抑制の反動やリモートワークの普及によって生活行動が多様化したことや、さまざまな事業者の市場参入が活発化したこと、ECやデリバリーなどのチャネルが伸長したことなどの影響と見て、その対策を強化する考えだ。

販売費及び一般管理費では、フルセルフレジの導入や「Scan&Go Ignica(スキャンアンドゴー イグニカ)」の展開拡大による生産性向上の取り組みによって、人件費の効率化やチラを含めた販促の見直しを図ったものの、電気料など光熱費の上昇により販売費及び一般管理費は1027億7500万円とほぼ横ばいで推移した。

(株)マルエツが2店舗、(株)カスミが4店舗、マックスバリュ関東(株)が1店舗を新設した。マルエツが1店舗、カスミが1店舗を閉鎖している。8月末のグループ店舗数は526店。

今年度は第2次中期経営計画の最終年度に当たる。「デジタル改革」を中心に「コスト改革」「フォーマット改革」「ワークスタイル改革」を推進して次代の成長に向けた基盤構築を進める。

具体的には、 (株)PLANTXとの協働による植物工場を本格稼働させ、レタスを商品化しネットスーパーや店舗での販売を開始した。また、このレタスを使用したサラダなど派生商品の販売もスタートさせ、製造から販売まで一貫した製造小売モデル構築のノウハウの修得に取り組んでいる。また、「新たな提供価値の創造」を目的にイノベーション・ラボを発足させた。オープンイノベーションプラットフォーム「AKIBA Runway」として始動し、さまざまな企業とのパートナーシップによって新しい試みの実験や検証を加速させていく。直近では植物由来代替肉を製造する米国ビヨンド・ミート社と独占販売契約を結び、グループ内での商品展開も含めた体制づくりを進める。

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