ナフコnews|年商2023億円2.1%減・経常利益23.2%減

(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)が2023年3月期の本決算を発表した。

売上高が2022億5900万円(前年同期比2.1%減)、営業利益92億1900万円(23.2%減)、経常利益96億6100万円(23.2%減)、当期純利益56億3900万円(29.2%減)。

営業利益率4.5%、経常利益率4.8%。

早い梅雨明けや年度後半での気温低下により、季節商品の販売が好調に推移した。また、主力の園芸用品が好調に推移し、生活用品も販促強化により回復基調となった。一方で、新型コロナウイルス感染対策商品や巣ごもり関連商品の需要低下の影響などにより、売上高は前年を下回った。

「資材・DIY・園芸用品」は売上高937億4200万円(1.5%減)。主力の園芸用品が刈払機や除草剤などの防草除草商品を中心に引き続き好調に推移した。一方で、木材や大工道具などが苦戦した。

「生活用品」は売上高512億2800万円(1.5%減)。冷房用品や暖房用品の季節用品が好調に推移した。アウトドア用品も年間を通じて好調に推移した。一方で、家庭用品や日用品などが苦戦した。

「家具・ホームファッション用品」は売上高395億6700万円(4.6%減)。冬季にはコタツ販売が好調だったが、一方で、節約志向の高まりや巣ごもり関連商品の需要低下により、小物家具やフロアカバリングなど全般的に苦戦した。

「その他」は売上高177億2000万円(1.2%減)。自転車ではスポーツ車やヘルメットなどのパーツ類が大きく伸びたほか、ペット用品も好調に推移した。一方で、カー用品などが苦戦した。

店舗展開は、5店舗の新設、6店舗の増床改装、5店舗の閉鎖を実施した。これにより期末店舗数は359店舗となった。同社は鹿児島県から宮城県まで34府県に展開する。

なお、2024年3月期の業績予想は、売上高2010億円(0.6%減)、営業利益94億5000万円(2.5%増)、経常利益98億9000万円(2.4%増)、当期純利益57億7000万円(2.3%増)を見込む。

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