サツドラnews|’23年5月期は年商875億円5.5%増・経常利益58.7%減

サツドラホールディングス(株)(札幌市東区、富山浩樹社長)が発表した2023年5月期業績は、売上高874億8100万円(前年同期比5.5%増)、営業利益2億9900万円が(59.9%減)、経常利益3億2700万円(58.7%減)、当期純利益は8700万円(72.5%減)だった。

営業利益率0.3%、経常利益率0.4%。

サツドラのリテール事業は北海道内でのドラッグストアチェーンの展開と、訪日外国人が訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗で構成される。その売上高は863億4600万円(5.2%増)、 セグメント利益は2億8700万円 (56.4%減)。

物価上昇による生活防衛意識の高まりから来店頻度が減少し客数は減少した。しかし、ワクチン・検査パッケージの実施や医療用抗原検査キットの販売増加などにより売上高は増加した。また、訪日外客数の回復に伴い、休業していたインバウンドフォーマット店舗を順次再開したことも売上高の向上に寄与した。

一方、利益は、消毒剤をはじめとする新型コロナウイルス感染症関連商品等の商品評価損の計上等により、前年同期を下回った。

ドラッグストアは7店舗を出店し6店舗を閉店して176店舗、インバウンドフォーマットは1店舗を閉鎖し13店舗、そして調剤薬局店舗10店舗。5月度末のサツドラグループの総店舗数は202店舗。

北海道共通ポイントカード「EZOCA」を活用した地域マーケティング事業や決済サービス事業、小中学生向けのプログラミングスクールの運営などを行う「その他事業」は売上高15億2700万円(前年同期比24.6%増)、セグメント利益は1300万円(67.6%減)。

「EZOCA」の会員数は、2023年4月末現在、210万人を超えている。非接触型決済への需要が高まるなか、国内キャッシュレス決済は堅調に推移したものの、POSシステム開発事業において、前期の大型案件受注の反動減があった。

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