ローソンnews|第1Q営業収益2641億円12%増/コンビニ増収・成城石井減収

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)の2024年2月期第1四半期の連結業績は、営業収益が2641億円(前年同期比11.9%増)、税引前四半期利益240億4100万円(73.4%増)、四半期利益160億9500万円(92.1%増)の増収増益だ。

国内コンビニエンスストア事業の営業収益は1814億5500万円(前年同期比8.1%増)、セグメント利益は199億6700万円(52.9%増)。人流が増加傾向のなか、大変革実行委員会で進めてきた店舗改装及び冷凍食品や日用品などの日常使いの商品の拡充を基盤に、各エリアカンパニーで品揃えの「幅」と在庫の「量」にこだわった売場強化を進めた。前年に本格導入を開始した「無印良品」の導入店舗数は5月末日現在1万1371店舗に拡がった。また「UberEats(ウーバーイーツ)」を含む4社のフードデリバリーサービスの導入店舗数は5月末日現在で46都道府県の3676店舗。うち一般用医薬品のデリバリーサービスは17都道府県92店舗で実施している。

また、創立50周年を迎える2025年に向けて、「新・マチのほっとステーション」を実現するためのプロジェクト「ハッピー・ローソン・プロジェクト!(ハピろー!)」を引き続き展開。「圧倒的な美味しさ」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」の3つの約束を実現するための施策を推進している。

店舗運営では、①心のこもった接客、②マチのニーズに合った品揃えの徹底、③お店とマチをきれいにする、という「3つの徹底」を強化する。一方で店舗オペレーションの効率化や廃棄ロス・水道光熱費の抑制など、加盟店利益の向上に向けた取り組みを継続している。

「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」の国内の出店数は61店舗、閉店数は81店舗で、5月末日現在の国内総店舗数は1万4611店舗。チェーン全店売上高は前年同期比6.11%増の5939億5700万円。

成城石井事業は営業収益が277億8400万円(前年同期比0.8%減)、セグメント利益は32億4200万円(9.3%減)。

路面、駅ビル、商業施設などに出店し、5月末日現在の(株)成城石井の直営店舗数は177店舗。既存店売上高は前年同期を下回ったが、オフィス店舗の売上げが回復した。商品では自社のセントラルキッチンで製造している自家製惣菜の売上げが堅調に推移した。また、4月にベーカリー専門店「成城石井BAKERY」を大阪市内で開業している。

エンタテインメント関連事業の営業収益は209億8500万円(前年同期比24.0%増)、セグメント利益は19億2700万円(47.4%増)。金融関連事業の営業収益は88億6700万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益は8億9200万円(9.7%)。ローソン銀行のATMネットワークやATMの基盤を活用したサービスの拡充に務めている。5月末日現在、全国のATM設置台数は1万3527台、1日1台当たりのATM平均利用件数は55.1件、提携金融機関数は全国で387金融機関に上る。

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