ヤマダnews|第1Q猛暑効果で売上高3791億円4.2%増・経常利益23.8%
(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇会長兼社長)の2025年3月期第1四半期連結業績は、売上高が3791億0300万円(前期比4.2%増)、営業利益143億4600万円(29.6%増)、経常利益161億1000万円(23.8%増)となり、四半期純利益は96億1600万円(8.3%減)だった。
①個人消費の持ち直しによる耐久消費財の需要増加、②猛暑によるエアコン販売の伸長、③前期の構造改革により売上げが低迷していた住建部門の回復が増収増益の要因だ。
営業利益率は3.8%、経常利益率は4.2%。
主なセブメントでは、デンキセグメントの売上高は3124億3300万円(2.9%増)、営業利益は144億4000万円(19.6%増)の増収・増益だ。
「くらしまるごと」戦略の強化として「たのしい。くらしをシアワセにする、ぜんぶ。」をストアコンセプトとしたくらし体験・体感・完結型店舗「LIFE SELECT」の展開を進める。「LIFE SELECT」は日本最大級の品揃え・価格・サービスの店舗を標榜する。2024年5月には広島県福山市に「Tecc LIFE SELECT 福山店」を新規オープンして、6月末現在全国に33店舗を配置する。
また猛暑による影響で、エアコンをはじめとした季節家電の需要が大きく伸長したしたことも大きい。
住建セグメントの売上高は613億9000万円(12.6%増)、営業損失は10億4600万円(前期比+6億6300万円)と赤字幅は縮小した。
住建事業の会社別実績(連結・内部取引相殺前)は、①ヤマダホームズが売上高198億2400万円(25.0%増)、営業損失8億8500万円(前年同期比+2億9000万円)。前期から取り組んでいる営業・販売体制の刷新と積極的広告投資が奏功し、住宅事業・中古買取事業が好調に推移した。②ヒノキヤグループは、注文住宅事業が伸長したほか、収益物件販売を含む不動産投資事業が好調に推移したことにより、売上高267億3200万円(前年同期比12.8%増)、営業損失2億8500万円(前年同期比+3億7700万円)。
ヤマダグループの6月末店舗数(海外含む)は、4店舗の新規出店、11店舗の退店により、直営店舗数998店舗(ヤマダデンキ直営968店舗、その他連結子会社30店舗)、FCを含むグループ店舗数は1万1071店舗。