やまやnews|第1Q売上高391億円0.6%増・経常13億円3.1%減
(株)やまや(宮城県仙台市、山内英靖社長)が2025年3月期の第1四半期決算を発表した。売上高391億5100万円(前年同期比0.6%増)、営業利益12億8600万円(2.7%減)、経常利益13億2100万円(3.1%減)、四半期純利益8億1700万円(2.4%増)。
事業別にみると、酒販事業の売上高は320億5400万円(0.4%減)、営業利益は8億8400万円(10.3%減)。
インバウンド需要の増加に伴い、SNSの活用、外国人旅行客のニーズの把握、店舗外装に「Tax Free Shop」の表示を大きくするなどの対応をしたことで、幅広い国々の旅行客が来店した。また母の日や父の日などの様々なニーズに対応するため、オリジナルギフトの提案や接客サービスの強化に努めた。
店舗状況では、丸子店(福島県)、立川若葉町店(東京都)、下石田店(山梨県)、長森店(岐阜県)の4店を開店。山梨県、岐阜県は初出店となる。燕三条店(新潟県)は、商業施設の再開発に伴い移転し、燕店として開店。また秋田業務店(秋田県)は閉店した。2024年6月末における酒販事業の店舗数は、355店舗(前年同期比3店増)となった。
外食事業の売上高は71億7500万円(5.8%増)、営業利益は3億9900万円(19.6%増)となった。アフターコロナで客数が順調に回復する中でも、食材価格の高騰や労働力不足による人件費上昇など、厳しい状況が継続している。このような状況の中、メディア戦略の拡充、WEB・SNS販促を強化し、認知拡大・集客に努めたことで、インバウンド及び国内旅行団体の集客は堅調に推移した。
外食事業の店舗開発では、新業態の開発・展開にも注力し、直営店2店舗を新規出店するとともに、店舗のブラッシュアップ(改装、業態転換、修繕等)を進めた。
2024年6月末の外食事業直営店は、332店(前年同期比17店減)、飲食FC店は、295店(同13店減)となり、飲食店の総店舗数は、627店(同30店減)となった。