サツドラnews|第1Q売上高251億円4.6%増・経常利益30.9%増

サツドラホールディングス(株)(札幌市東区、富山浩樹社長)が 2025年5月期の第1四半期決算を発表した。

5月16日~8月15日の業績は、売上高250億8700万円(前年同期比4.6%増)、営業利益2億3000万円(1.4%増)、経常利益2億4100万円(30.9%増)、四半期純利益1億0400万円(12.2%増)と、増収増益だった。

営業利益率0.9%、経常利益率10.0%。

同社グループは2026年5月期を最終年度とする中期経営計画において「地域の生活総合グループへの進化」をテーマに、「店舗の生活総合化戦略」「地域プラットフォーム戦略」「コラボレーション戦略」の3つの成長戦略と、組織戦略に取り組んでいる。

リテール事業の売上高は246億9200万円(4.3%増)、セグメント利益は2億1500万円(2.7%減)。リテール事業は主に北海道内でのドミナント化を目指すドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗、訪日外国人が訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗を運営する。

物価上昇などによる客単価の上昇や化粧品の需要が徐々に回復した結果、ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を上回った。ESLPを中心とする価格戦略を推進することで、顧客から支持される店舗づくりや、作業平準化による業務効率の改善を目指している。また、生鮮食品を含めたラインロビングの強化により、商品カテゴリーの拡大を図っている。さらに、サツドラアプリを活用したデジタルマーケティングの推進にも取り組んでいる。

インバウンドフォーマットも、訪日外国人観光客の需要を取り込むことができた結果、売上高は前年同期を上回った。調剤薬局も、前期に開設した調剤併設薬局の増収や、地域支援体制加算・後発医薬品調剤体制加算の強化などにより、売上高は前年同期を上回った。

8月末時点の店舗数は、ドラッグストアフォーマットが180店、インバウンドフォーマットが9店、調剤薬局店舗が11店の計200店舗。

その他事業の売上高は5億0200万円(18.7%増)、セグメント利益は2400万円(1080.8%増)。北海道共通ポイントカード「EZOCA」を活用した地域マーケティング事業や決済サービス事業、POSアプリケーションなどの開発・販売、同社既存事業とのシナジーや新規事業創出を目指すCVC事業などを行っている。北海道共通ポイントカード「EZOCA」の会員数は、7月末時点で、215万人を超えている。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧