G-7news|第3Q売上高1597億円9.7%増・経常利益60億円1.5%増
(株)G-7ホールディングス(兵庫県神戸市、岸本安正社長)が2025年3月期の第3四半期決算を発表した。
売上高は1597億9700万円(前年同期比9.7%増)、営業利益57億4700万円(1.3%増)、経常利益60億5000万円(1.5%増)、四半期純利益が38億8400万円(6.9%減)だった。
営業利益率3.5%、経常利益率3.7%。
セグメント別の経営成績は以下の通り。
車関連事業は、タイヤやメンテナンス商品の拡販、年末年始に向けオイル・タイヤ等の販売が堅調に推移した。また、寒波の影響等により冬用タイヤやタイヤチェーンの販売が前年より増加した。また、円安を背景に海外向けの中古車販売が引き続き好調に推移し、売上高347億8200万円(7.0%増)、経常利益18億0200万円(33.7%増)だった。
業務スーパー事業は、食料品や日用品が相次いで値上げをするなか、安心・安全な商品の提供を継続した。また、9~10月に日頃の感謝セールとして「総力祭」の実施やメディアやSNSで継続的に取り上げられたことにより新規顧客の獲得にも繋がった。2024年7月から首都圏15店舗を展開している(株)ボン・サンテを連結子会社化したことにより、売上高は919億4800万円(14.57%増)、経常利益36億5100万円(1.6%減)と増収減益だった。
新規出店については、「業務スーパー」を北海道に3店舗、中部圏に5店舗をオープンし、期末店舗数は214店舗となった。
精肉事業については、前年からの原材料価格の上昇に加えて、長引く円安によるさらなる輸入原材料価格の高騰の影響もあり、コスト上昇に対応した販売価格の見直しを継続し、生産性向上に努めてた。しかし消費者の低価格志向が継続したこと等によって売上及び利益面ともに前年同期を下回り、売上高158億8100万円(0.9%減)、経常損失は1億6100万円(49.6%減)の減収減益となった。
新規出店は、「お肉のてらばやし」を北海道に1店舗、中部圏に5店舗、近畿圏に1店舗、九州圏に1店舗オープンし、期末店舗数は180店舗となった。
その他事業については、厳選商品の卸売販売を行う「こだわり食品」が取引先の新規開拓及び商材発掘に努めたことにより販売が堅調に推移した。またミニスーパー事業の「リコス」が前年度に不採算店舗を整理したこと、農産物直売所を展開する「めぐみの郷」での、安定した価格での商品提供などにより、売上高は171億8400万円(2.4%増)、経常利益は3億万円(36.4%増)と前年同期を上回った。
新規出店は、アウトレットショップ「RJ market」を近畿圏に1店舗をオープンした。