AOKI news|年商1927億円2.6%増・経常利益11.7%増の増収増益

(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、田村春生社長)が 2025年3月期の本決算を発表した。

2024年4月1日~2025年3月31日の連結業績は、売上高1926億8800万円(前年比2.6%増)、営業利益156億4600万円(12.9%増)、経常利益147億8200万円(11.7%増)、当期純利益95億7400万円(26.4%増)で、増収増益だった。

営業利益率は8.1%、経常利益率は7.7%。

ファッション事業は、売上高1026億2100万円(2.6%増)、営業利益86億9000万円(7.5%増)と増収増益。新入学や入社を迎えるフレッシャーズに向けて、同世代から人気の高いキャンペーンキャラクターを起用した「フレッシャーズ応援フェア」を開催し、好評を得た。また、AOKIの高機能レディースウェア・ブランド「MeWORK(ミワク)」では、ビジネスやセレモニーなど、さまざまなシーンで着回せる春の新作セットアップを発売し、品揃えの拡充を図った。

ORIHICAでは、未出店エリアを含め、積極的な新規出店による認知度向上とマーケットシェア拡大を推し進めた。そして、スポーツ感覚のビジカジウェア「BIZSPO」のアイテムを拡充し、品揃えを強化した。

店舗については、AOKIで移転により1店舗を、ORIHIKAで15店舗を新規出店した。一方でAOKIで2店舗、ORIHICAで4店舗を閉鎖した。3月末時点の店舗数は603店(前期末593店)。

エンターテイメント事業は、売上高760億4000万円(0.7%増)、営業利益59億9100万円(9.8%増)と増収増益。WEBやSNSを活用した効率の良い集客施策を継続するとともに、各ウエディングスタイルの更なる磨き上げを実施した。また、アニヴェルセル表参道は、2022年12月29日にリニューアル工事のため閉館し、2023年9月に新たな施設としての開館に向けて、準備を進めている。

複合カフェの「快活CLUB」では、全席鍵付き完全個室店舗の拡大を継続するとともに、店舗ごとに人気の高いコンテンツの導入や店舗環境改善のための改装など、きめ細かな対応を実施することで集客の強化・客単価向上に注力した。

カラオケの「コート・ダジュール」では、学生限定学割メニューや法人会員限定飲み放題コースの展開に加え、好評の「金のポテト」から白トリュフ味を新たに販売するなど飲食メニューを強化した。

24時間営業のセルフ型フィットネスジム「FiT 24」では、無料体験会などのイベント開催や紹介割・乗換え割による新規会員の獲得に注力するとともに、トレーニングサポートを全店に拡大して退会の抑制を図った。

店舗については、「快活CLUB」で14店舗、「FiT 24」で3店舗を新規出店した。一方で、「快活CLUB」で14店舗、「コート・ダジュール」で5店舗、「FiT 24」で4店舗を閉鎖した。3月末時点の店舗数は、ランシステムの複合カフェ「自遊空間」他82店舗(内フランチャイズ49店舗)を含め、768店(前期末784店)となった。

アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高117億1300万円(14.2%増)、営業利益は5億4100万円(837.9%増)と増収増益。引き続きブライダルフェアの充実や集客イベントへの参画により受注活動を強化するとともに、料飲・衣装・装花・映像など各種アイテムの提案強化により組単価アップに注力した。また、表参道店、みなとみらい横浜店のアニヴェルセルカフェにおいて、季節に合わせた期間限定メニューの提供やギフトの販売を実施した。

不動産賃貸事業は、売上高68億7700万円(13.6%増)、営業利益15億8700万円(20.9%増)。同社グループ外への賃貸を実施したことが奏功した。

2026年3月期は、売上高1980億円(2.8%増)、営業利益170億円(8.6%増)、経常利益164億円(10.9%増)、当期純利益96億円(0.3%増)を見込む。

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