G-7news|年商2141億円11.0%増・経常利益75億円2.0%増

(株)G-7ホールディングス(兵庫県神戸市、岸本安正社長)が 2025年3月期の本決算を発表した。

2024年4月1日~2025年3月31日の連結業績は、売上高は2141億2900万円(前年比11.0%増)、営業利益71億2200万円(2.9%増)、経常利益74億6600万円(2.0%増)、当期純利益49億3900万円(4.6%減)となった。

営業利益率3.3%、経常利益率3.5%。

G-7グループは、カー用品を扱う「オートバックス」のフランチャイズチェーン(FC)事業と「業務スーパー」を中核事業としている。

車関連事業は、売上高が460億5000万円(6.1%増)、経常利益が20億0600万円(25.5%増)の増収増益。顧客のトータルカーライフを支えるべく、タイヤやメンテナンス商品の拡販、車検整備・車販売に取り組んだ。タイヤ、オイル、バッテリーなどのメンテナンス販売が堅調に推移し、これに伴うタイヤ取付工賃を中心としたサービス販売も増加した。また、寒波の影響により冬用タイヤなどの冬季用品の販売が前年より増加した。さらに、円安の進行を背景に、海外向けの中古車販売も引き続き好調に推移したことにより、売上げ、利益ともに前年度を上回った。

業務スーパー事業は、売上高が 1237億2800万円(16.4%増)、経常利益が 48億6300万円(0.6%増)の増収増益。食料品や日用品が相次いで値上がりするなか、継続して安心・安全な商品を提供した。新規出店や店舗改装による増収効果に加えて、2024年7月に首都圏で15店舗を展開する(株)ボン・サンテを連結子会社化したことにより、売上げ、利益ともに前年度を上回った。

「業務スーパー」を北海道に3店舗、中部圏に7店舗オープンした。3月末時点の「業務スーパー」の店舗数は 216店。

精肉事業は、売上高が210億2600万円(0.7%減)、経常利益が2億1300万円(46.5%減)の減収減益。前年からの原材料価格の上昇に加えて、長引く円安による輸入原材料の高騰の影響もあり、適正売価設定や商品規格の見直しを行ったが、消費者の低価格志向が高まり、売上げ、利益ともに前年度を下回った。

「お肉のてらばやし」を北海道に1店舗、中部圏に6店舗、近畿圏に1店舗、九州圏に1店舗オープンした。3月末時点の店舗数は180店。

その他事業は、売上高が233億2400万円(5.4%増)、経常利益が2億9400万円(58.5%増)の増収増益。厳選商品の卸売販売を行う「こだわり食品」が取引先の新規開拓や商材発掘に努めたことにより販売が堅調に推移したこと、ミニスーパー事業「リコス」が、前年度において不採算店舗を整理したこと、農産物直売所を展開している「めぐみの郷」では、安定した価格で商品を提供することができたことにより、売上げ、利益ともに前年度を上回った。

2026年3月期は、売上高2300億円(7.4%増)、営業利益85億円(19.3%増)、経常利益86億円(15.2%増)、当期純利益57億円(15.4%増)見込む。

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