ワークマンnews|第1Q営業総収入416億円12.2%増・経常利益28.5%増
(株)ワークマン(群馬県前橋市、小濵英之社長)が2026年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月1日~6月30日の業績は、営業総収入415億6000万円(12.2%増)、営業利益90億2800万円(28.4%増)、経常利益92億3500万円(28.5%増)、四半期純利益58億1700万円(29.0%増)で、増収増益だった。
営業利益率は21.7%、経常利益率は22.2%。
「中期成長ビジョン2030」を公表し、「すべての人に機能性ウエアを」をテーマに、新たな付加価値の提供と顧客基盤の強化に取り組み、一層の客層拡大を図った。
商品では、各フォーマットにおいて競争力のある専売商品開発を進めた。ワーク強靭化では、商品改廃を推進した。一層の低価格を追求し、新機能・新素材開発により提案力を強化した。一般向けでは、メンズカジュアルやインナーウエアの拡充で、顧客基盤の強化を図った。ワーク・一般ともにコラボレーション企画が話題となり、新規顧客の開拓に貢献した。PB(プライベート・ブランド)商品のチェーン全店売上高構成比は、68.5%となった。
販売では、販促イベント、季節に連動した売場展開、既存店のリニューアル改装を推進し、売上げの向上を図った。また、コラボ企画をSNSやeコマースと連携させることで、話題性を高め、客層拡大につなげた。
店舗展開では、ワークマンカラーズの本格的な出店を開始し、都市部や商業集積地への店舗網の拡大を進めた。その結果、ワークマンカラーズ12店舗、ワークマンプラス2店舗、合計14店舗を新規出店し、スクラップ&ビルド2店舗、改装転換34店舗、閉店2店舗で合計1063店舗(内訳はワークマン283店舗、プラス679店舗・#女子59店舗・カラーズ32店舗・プロ10店舗)となった。
営業形態の内訳は、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より1店舗増の975店、直営店(加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア及びショッピングセンター店舗)は前期末より11店舗増の88店。
運営形態別の売上高では、フランチャイズ・ストア502億4500万円(11.2%増、チェーン全店売上高構成比88.2%)、直営店67億0200万円(43.0%増、チェーン全店売上高構成比11.8%)となった。
通期は、営業総収入1471億5200万円(7.5%増)、営業利益260億0500万円(6.6%増)、経常利益267億6000万円(7.5%増)、当期純利益181億円(7.2%増)を見込む。