AOKI news|第1Q売上高437億円2.0%増・経常利益3.7%増
(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、田村春生社長)が 2026年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月1日~6月30日の連結業績は、売上高437億4100万円(前年比2.0%増)、営業利益23億5600万円(0.1%増)、経常利益22億9400万円(3.7%増)、四半期純利益13億0700万円(19.4%減)だった。
営業利益率は5.4%、経常利益率は5.2%。
ファッション事業は、売上高222億5800万円(2.1%増)、営業利益7億5300万円(17.0%減)と増収減益。年々暑くなる夏のビジネスシーンを快適に過ごしてもらえるよう、通気性に優れたエアクールスーツのラインナップを拡大した。また、Tシャツやビズポロなどのコーディネートアイテムを豊富に展開し、「エアクールシリーズ」の品揃えを強化した。高機能レディースウェア・ブランド「MeWORK(ミワク)」では、現代女性の多様なライフスタイルや働き方において“ラク”を叶える「神ラクシリーズ」から機能性をさらに追求した「神ラクセットアップ」を発売した。
ORIHICAでは、200店舗体制に向けて未出店エリアを含む新規出店を計画的に推進し、認知度向上とマーケットシェア拡大、そしてドミナントの強化を図った。
店舗については、ORIHIKAで7店舗を新規出店した。一方でAOKIで1店舗、ORIHICAで2店舗を閉鎖した。6月末時点の店舗数は607店(前期末603店)。
エンターテイメント事業は、売上高182億2400万円(0.1%増)、営業利益15億4700万円(3.4%増)と増収増益。
複合カフェの快活CLUBでは、鍵付完全個室店舗の拡大を推し進めるとともに、気温の上昇に合わせた店内環境の整備や有名メーカーとタイアップした夏の風物詩メニュー「極そうめん」の提供を開始した。
カラオケの「コート・ダジュール」では、アイドルグループとのコラボキャンペーンの実施や学生限定プランの提供により客層の拡大と集客に注力した。
24時間営業のセルフ型フィットネスジムの「Fit 24」では、月会費がお得な新規入会キャンペーンにより引き続き会員獲得に注力するとともに、全店に拡大したトレーニングサポートを強化した。
店舗については、「快活CLUB」で2店舗を新規出店した一方、営業効率改善のため「快活CLUB」と「Fit 24」でそれぞれ1店舗、「コート・ダジュール」で2店舗を閉鎖した結果、ランシステムの複合カフェ「自遊空間」他82店舗(内フランチャイズ48店舗)を含め、6月末時点の店舗数は766店(前期末768店)となった。
アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高27億0700万円(14.7%増)、営業損失5700万円(前年同期は営業損失2億1300万円)。最新のトレンドを取り入れながら自分らしい結婚式を実現したいというニーズに応えるため、オリジナルのウェディングスタイル「TREND COLLECTIONS」の2025年新作を発表するなど、引き続き受注活動に注力した。また、「アニヴェルセルカフェ」において、期間限定フェアを開催し季節に合わせたデザートやドリンクメニューを提供した。これらの諸施策により、基幹店である表参道店とみなとみらい横浜店を中心に施行組数が増加した。
不動産賃貸事業は、売上高17億7000万円(5.3%増)、営業利益3億7100万円(5.0%減)。グループ内店舗の遊休スペースの賃貸を推し進めたことが奏功した。
通期は、売上高1980億円(2.8%増)、営業利益170億円(8.6%増)、経常利益164億円(10.9%増)、当期純利益96億円(0.3%増)を見込む。