青山商事news|第1Q売上高437億円3.4%減・経常利益11.5%減
青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2026年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月1日~6月30日の連結業績は、売上高436億5700万円(前年同期比3.4%減)、営業利益13億6900万円(19.2%減)、経常利益15億3400万円(11.5%減)、四半期純利益6億4100万円(19.8%減)と減収減益だった。
営業利益率は3.8%、経常利益率は3.6%。
中核部門であるビジネスウェア事業は、売上高281億2800万円(前年同期比4.8%減)、セグメント利益2億3000万円(61.6%減)。ビジネスウェア事業を行っているのは、青山商事に加えてグループ企業であるブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、メルボメンズウェアー(株)。
主要アイテムであるメンズスーツの販売着数が前年同期比86.1%の18万9000着、平均販売単価は前年同期比106.7%の3万5678円となったことなどから、既存店売上高は前年同期比97.2%となった。
6月末時点の店舗数は国内が730店舗、メルボメンズウェアー(株)の「麻布テーラー」が28店舗。
カード事業は、売上高13億4000万円(2.6%増)、セグメント利益は6億2600万円(47.5%増)。2025年5月末時点の「AOYAMAカード」の有効会員数は384万人。
印刷・メディア事業は、原価が上昇したことなどから、売上高21億8600万円(15.9%減)、セグメント損失1億6600万円(前年同期はセグメント損失1800万円)。デバイス関連売上高が前年を上回った一方、既存取引先の受注減による、印刷・DMの売上げが減少した。
雑貨販売事業は、売上高38億8400万円(0.0%)、セグメント利益6800万円(54.7%減)。売上げは前年並みの推移であった一方、リニューアルに係る費用が増加した。2025年5月末時点の店舗数は101店。
総合リペアサービス事業は、売上高35億2200万円(4.3%減)、セグメント利益6700万円(85.8%増)。主要サービスである靴修理が減少するなか、経費削減に努めたことが奏功した。2025年6月末時点の店舗数(ミスターミニット)は国内が257店、オセアニアが341店、その他37店で合計635店。
フランチャイジー事業は、売上高40億5700万円(8.7%増)、セグメント利益2億9500万円(12.3%増)。各業態において既存店売上高が前年を上回った。特に「焼肉きんぐ」はメディアへの露出の影響もあり、好調に推移した。2025年6月末時点の店舗数は「焼肉きんぐ」が42店、「ゆず庵」が13店、「セカンドストリート」が18店、「エニタイムフィットネス」が12店。
不動産事業は、売上高11億2400万円(2.3%減)、セグメント利益は2億8100万円(2.9%減)。
その他事業は、売上高2億7200万円(11.0%減)、セグメント損失600万円(前年同期はセグメント損失6300万円)。2025年6月末時点の「ダブルティー」の店舗数は7店。
通期は、1998億円(2.1%増)、営業利益140億円(11.3%増)、経常利益140億円(10.9%増)、当期純利益95億円(1.1%増)を見込む。