マツキヨココカラnews|第1Q売上高2736億円5.3%増・経常利益14.6%増

(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)が2026年3月期の第1四半期決算は売上高2736億4300万円(5.3%増)、営業利益198億0800万円(14.6%増)、経常利益209億8100万円(14.4%増)、四半期純利益129億3900万円(10.8%減)。増収増益となった。

営業利益率7.2%(6.7%)、経常利益率7.7%(7.1%)。( )は前年数値。

セグメント別ではマツモトキヨシグループ事業は、売上高1753億9300万円(8.3%増)、セグメント利益143億3900万円(14.2%増)。

主な取り組みとして、1億6094万の顧客接点を活用し、店舗とアプリ・オンラインストアを融合する施策の推進や、ドラッグストアと調剤事業のシームレスな連携による顧客の利便性向上、デジタル技術による運営効率化等、「差別化戦略」を推進している。プライベートブランド(PB)商品では、高機能成分の「濃度」にこだわった新ビューティブランド「matsukiyo CONCRED(コンクレッド)」を立ち上げ、第一弾商品としてヘアケアより2種類のシリーズで販売を開始した。

メンズスキンケア・ヘアケアブランドの「KNOWLEDGE(ナレッジ)」やフェムケア特化ブランド「matsukiyo FEMRISA(フェムリサ)」など既存ブランドでは、新商品の追加展開を積極的に行った。

また、グローバルPB「ポリュバリアシリーズ」からもトレンドに合わせた新商品を投入して、グローバルブランド育成を推進した。出店では、都市圏中心とした重点エリアへの出店強化と、調剤併設化の推進、ASEANを中心とした新規国進出も含めた海外事業の拡大など「投資戦略」を推進している。

営業面では、回復傾向にある都市部や繁華街、商業施設における人流の増加、訪日外国人観光客による需要拡大を確実に捉え、化粧品を中心として売上げが好調に推移した。

2025年6月末のマツモトキヨシグループの国内店舗数は1946店舗(うち調剤薬局数463店舗)。薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は299店舗まで拡大した。海外店舗数はタイ王国で30店舗、台湾で24店舗、ベトナム社会主義共和国で14店舗、香港で13店舗、グアムで1店舗の合計82店舗。

ココカラファイングループ事業は、売上高974億9600万円(0.8%増)、セグメント利益49億3900万円(3.5%増)。

主な取り組みでは国内における「差別化戦略」、「投資戦略」等の重点戦略に対して、マツモトキヨシグループと同様の取組みを実行するとともに、今期計画に基づき、人的資本の再配置や経営資源の最適化を目的としたスクラップ&ビルドを推進し、さらなる収益性の向上を図っている。

営業面では、アプリを活用したロイヤルカスタマーの醸成に向けた効率的かつ効果的な販促策の実施により化粧品の売上げが伸長し、全体の売上げを押し上げた。

2025年6月末のココカラファイングループの国内店舗数は1547店舗(うち調剤薬局数533店舗)。

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