ミニストップnews|第2Q営業総収入487億円9.5%増/経常損失から回復
ミニストップ(株) (千葉市美浜区、堀田昌嗣社長)はが2026年2月期第2四半期決算は営業総収入487億2700万円(前期比9.5%増)、営業利益11億1600万円(前期は7億9900万円の営業損失)、経常利益13億4800万円(前期は5億9100万円の経常損失)、中間純利益5億0200万円(前同は6億8400万円の純損失)。

ミニストップは店舗収益性を改善するための構造改革として、人財対策を基礎に商品企画から販売までのMDプロセスおよび経営指導の変革を推進した。商品の品質・接客サービス・店舗クリンネス(QSC)向上と品揃えの充実に取り組んだ。MDプロセスでは、顧客の来店目的となる高付加価値商品の拡充と訴求に取り組んだ。
また、価格戦略および品揃えを見直し既存店日販および売上総利益率が前年同期を上回った。経営指導では、加盟店と本部協働で事業経費低減に取り組み、店舗の収益が伸長した。役員が参加する週次の会議体では、顧客の声を受け止め改善活動を協議・決定する体制を整え、営業現場と連動することでQSC向上を図った。
また、成長戦略として、新事業の推進およびベトナム事業の再成長を推し進め、事業利益が改善した。これらにより、国内の店舗事業の収益が伸長するとともに販売費および一般管理費の削減が進んだ。
単体のチェーン全店売上高は前年同期比100.0%。既存店1店1日当たりの売上高の前年比は100.6%、既存店平均客数は同98.8%、既存店平均客単価は同101.8%。コンビニエンスストア部門の既存店日販は同99.5%、店内加工ファストフード部門の既存店日販は同105.8%。
売上総利益率は、高付加価値のコールドスイーツやホットスナックを中心に店内加工ファストフード商品が売上げを牽引したほか、コンビニエンスストア商品の調理パンや菓子パン、麺類が好調な販売となり利益改善に寄与したことで、前年同時期より0.7%増加し31.4%と改善が進んだ。
