AOKI news|第2Q売上高840億円1.3%増・経常利益1.7%減
(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、田村春生社長)が 2026年3月期の第2四半期決算を発表した。
4月1日~9月30日の連結業績は、売上高840億2800万円(前年比1.3%増)、営業利益39億3700万円(5.6%減)、経常利益37億6000万円(1.7%減)、中間期純利益18億8800万円(32.4%減)だった。
営業利益率は4.6%、経常利益率は4.4%。

ファッション事業は、売上高386億6300万円(1.0%増)、営業利益8億3400万円(前年同期は営業損失2億2200万円)。記録的な暑さ・夏の長期化に合わせた商品展開や猛暑対策フェア等を開催するとともに、昨年10月に全店舗で販売を開始し好評な疲労回復ウェア「RECOVERYCARE+(リカバリーケアプラス)シリーズ」のアイテムを拡充するなど、カジュアル商品を強化した。また、高機能レディースウェア・ブランド「MeWORK(ミワク)」では、長引く残暑に向け機能性をさらに追求した「神ラクセットアップ」シリーズの商品拡充と提案を強化した。
ORIHICAでは、初出店となる北海道及び長野県をはじめ新規出店を計画的に推進した。
店舗については、ORIHIKAで10店舗を新規出店した。一方でAOKIで2店舗、ORIHICAで6店舗を閉鎖した。中間期末時点の店舗数は605店(前期末603店)。
エンターテイメント事業は、売上高388億5700万円(0.4%増)、営業利益46億0400万円(4.5%増)と増収増益。
複合カフェの快活CLUBでは、鍵付完全個室店舗の拡大を推し進めるとともに、長引く物価高と厳しい残暑が続くなか、対象メニューをお値打ち価格で販売する「暑さに勝つ生活応援キャンペーン」を実施した。
カラオケの「コート・ダジュール」では、韓国グルメフェアの開催や「BEYBLADEX(ベイブレードエックス)」コラボキャンペーンの実施により客層の拡大と集客に注力した。
24時間営業のセルフ型フィットネスジムの「Fit 24」では、18歳から22歳限定のU(アンダー)22プランの全店舗拡大や、イタリアの名門マシンブランド「PANATTA」のマシンを一部店舗に導入し、初心者から上級者までの会員獲得を強化した。
店舗については、快活CLUBで15店舗、コート・ダジュールで1店舗を新規出店した一方、営業効率改善のため快活CLUBで5店舗、コート・ダジュールで2店舗、Fit 24で4店舗を閉鎖した結果、ランシステムの複合カフェ自遊空間他81店舗(内フランチャイズ48店舗)を含め、中間期末時点の店舗数は772店(前期末768店)となった。
アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高54億1500万円(10.4%増)、営業損失8900万円(前年同期は営業損失3億7500万円)。引き続き受注活動の強化及び組単価アップの施策に注力するとともに、基幹店の表参道店では、これから結婚式の準備を始めるお客を対象としたイベント「花嫁はじめてフェス」並びにみなとみらい横浜店は、今年で3回目となる「アニヴェルセル大開放祭」を開催し、アニヴェルセルならではの記念日やサービスの体験によりブランド力向上に努めた。
不動産賃貸事業は、売上高35億3100万円(4.3%増)、営業利益7億6900万円(3.0%減)。グループ内店舗の遊休スペースの賃貸を推し進めた一方、一部の店舗で原価が増加したことで、増収減益となった。
通期は、売上高1960億円(1.7%増)、営業利益170億円(8.6%増)、経常利益164億円(10.9%増)、当期純利益96億円(0.3%増)を見込む。
