青山商事news|第2Q売上高820億円3.0%減・経常利益42.7%減

青山商事(株)(広島県福山市、遠藤泰三社長)が2026年3月期の第2四半期決算を発表した。

4月1日~9月30日の連結業績は、売上高819億7300万円(前年同期比3.0%減)、営業利益7700万円(88.0%減)、経常利益2億9700万円(42.7%減)、中間純損失8億5600万円(前年同期は6億3000万円の中間純損失)だった。

中核部門であるビジネスウェア事業は、売上高501億8000万円(5.9%減)、セグメント損失23億9000万円(前年同期はセグメント損失15億2100万円)。ビジネスウェア事業を行っているのは、青山商事に加えてグループ企業であるブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司、メルボメンズウェアー(株)。

主要アイテムであるメンズスーツの販売着数が前年同期比86.0%の31万2000着、平均販売単価は前年同期比106.3%の3万5928円となった。酷暑が続くなかで、サマーフォーマルの打ち出し強化や、ビジネス向けのカットソー・ポロシャツの増量などにより盛夏向け商品は高稼働したが、主要アイテムであるスーツの落ち込みをカバーできず課題が残った。一方で、価格の見直しやセール抑制により、売上総利益率は大きく改善した。

9月末時点の店舗数は国内が726店、メルボメンズウェアー(株)の「麻布テーラー」が28店。

カード事業は、売上高26億9100万円(3.3%増)、セグメント利益は12億6300万円(9.4%増)。2025年8月末時点の「AOYAMAカード」の有効会員数は381万人。

印刷・メディア事業は、売上高48億6600万円(3.4%減)、セグメント損失1億4400万円(前年同期はセグメント損失1億6000万円)。既存取引先からの印刷・DMの受注が減少した。

雑貨販売事業は、売上高77億7000万円(1.0%増)、セグメント利益9200万円(52.1%減)。既存店売上高が前年並みに推移した一方、店舗リニューアルに係る費用が増加した。8月末時点の店舗数は101店。

総合リペアサービス事業は、売上高70億5000万円(1.4%減)、セグメント利益1億4500万円(366.8%増)。海外事業は概ね想定通りとなり、日本事業は復調の兆しを見せているなか、経費削減に努めたことが奏功した。9月末時点の店舗数(ミスターミニット)は国内が255店、オセアニアが339店、その他37店で合計631店。

フランチャイジー事業は、売上高83億3200万円(8.4%増)、セグメント利益5億8100万円(7.7%増)。すべての業態において既存店売上高が前年を上回り好調に推移した。9月末時点の店舗数は「焼肉きんぐ」が42店、「ゆず庵」が13店、「セカンドストリート」が19店、「エニタイムフィットネス」が13店。

通期は、売上高1970億円(0.7%増)、営業利益140億円(11.3%増)、経常利益140億円(10.9%増)、当期純利益95億円(1.1%増)を見込む。

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