トライアルnews|第1Q売上高3266億円67%増・経常利益38%減
(株)トライアルホールディングス(福岡市東区、永田洋幸社長)が2026年6月期第1四半期連結決算を発表した。売上高は3266億1700万円(前期比66.8%増)、営業利益51億4000万円(4.2%増)、経常利益32億4700万円(38.3%減)、四半期純損失が9億7900万円(前期は純利益31億6000万円)。
営業利益率は4.6%、経常利益率は1.0%。

7月1日付で(株)西友の全株式を取得して完全子会社化したことで、売上高1兆円を超える流通グループとしての基盤を確立した。
西友との融合では、両社の強みであるプライベートブランド(PB)商品の相互展開に向け、一部店舗において試験販売を開始。また、トライアルの強みである惣菜の販売強化と西友店舗での本格展開に向けて、両社が保有するプロセスセンターやセントラルキッチンの最適活用と稼働効率の向上に向けた体制整備を進めている。
既存事業は、新規出店による店舗網の拡大や「食」の強化及び改装による既存店の成長力強化を進めている。さらにSkip Cart(決済機能付きレジカート)や、インストアサイネージ(電子看板)などIoTデバイスの導入することで、顧客には便利な買物体験の提供を、社内ではデータの蓄積とその活用を進めている。
