サミットnews|第2Q営業収益過去最高の1849億円3.0%増・経常利益67%増
サミット(株)(東京都杉並区、服部哲也社長)の2026年3月期第2四半期決算は、営業収益1848億8800万円(前年同期比3.0%増)、売上高1770億1100万円(3.0%増)、営業利益38億0800万円(2.2%増)、経常利益38億6000万円(66.9%増)、純利益27億1800万円(76.6%増)の増収増益。中間段階では過去最高の営業収益となった。
営業利益率2.2%(1.4%)、経常利益率2.2%(1.3%)。( )は前年数値。

売上高の内訳と構成比は生鮮3部門が603億8700万円・33.4%(2.0%増)、惣菜およびベーカリー219億5300万円・12.1%(4.3%増)、加工食品・菓子・デイリーの「その他食品」が873億1300万円・48.3%(4.3%増)、家庭用品および衣料品が110億9600万円・6.2%(2.7%減)。
食品では全部門が伸びた。青果1.4%、鮮魚1.3%、精肉3.2%。総菜3.1%、ベーカリー10.1%、加工食品が6.1%、菓子が2.8%、デイリー2.6%。
一方、非食品は家庭用品1.7%減、衣料品4.5%減。営業総利益率と対前年のポイント増減は生鮮食品25.9%(1.2P増)、総菜・ベーカリー45.1%(0.9P増)、その他食品26.1%(0.8P増)、家庭用品・衣料品30.7%(0.3P減)。総計は33.0%(0.8P増)。
既存店売上高は3.0%増、客数0.9%増、客単価2.1%増。一品単価は5.6%増、買上点数は3.4%減。
販売費および一般管理費は536億7300万円で3.6%増となった。内訳では人件費3.0%増、減価償却含む資本費4.5%増、管理費が3.8%増。
出退店は6月にららテラス北綾瀬店(売場面積2155㎡)を出店した。コルモピアを含む全店舗数は137店舖(対前年比1店舗減)。下期は2026年3月に西小山店(995㎡)の出店を予定。

服部社長は上期を振り返って「前年が悪かった反動もあるが、売価設定や販促を見直すなど新しい施策が効果を発揮し始めている」としている。
また、各部門の売上利益率の改善について、総菜を例に挙げて、「商品設計を見直した。売価も単品レベルではなく、シリーズ全体を見渡して、カニバリを起こさないように細かく設定した」と説明した。
通期見込みは営業収益3800億円、売上高3640億円、営業利益98億円、経常利益100億円と期初から変えていない。
