三越伊勢丹news|第2Q売上高2539億円3.9%減・経常利益14.5%減
(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、細谷敏幸社長CEO)の2026年3月期中間連結業績は、売上高が2538億6600万円(前期比3.9%減)、営業利益314億5100万円(9.8%減)、経常利益331億0600万円(14.5%減)だった。中間純利益は関係会社株式の売却益が寄与し、中間連結会計期間として過去最高の293億7300万円(15.7%増)。
営業利益率は12.4%、経常利益率13.0%。

「お客さまの暮らしを豊かにする“特別な”00貨店を中核とした小売グループ」というビジョンの実現に向けた2030年度までの期間を3段階のフェーズ(再生~まち化準備~結実)に区分して取り組む。中期経営計画(2025~2030年度)「まち化準備フェーズ」では、今年度から「フェーズI」(2025~2027年度)をスタート。顧客のニーズに応じて、百貨店だけでなく旅行や金融商品など、グループ会社の多様なコンテンツを活用して、「個客」とのつながりをより深め、グループ利益を創出する“連邦”の取り組みを強化している。
オンライン事業は、店舗と連動した企画を強化し利用拡大を促進。さらに構造改革を継続したことで総額売上高は過去最高を更新した。3月にスタートした海外顧客向けアプリ「MITSUKOSHIISETANJAPAN」とWeChatを合計した会員数は40万人を超え、海外顧客との接点拡大に大きく寄与している。こうした取り組みが奏功し、首都圏の百貨店を中心に個人外商取扱高および識別顧客売上高が着実に増加し、国内顧客の総額売上高が前年同期を上回った。国内店舗における海外顧客売上高は、過去最高を記録した昨年度からの反動により前年実績を下回った。
国内百貨店事業の売上高は2094億円(前期比4.7%減)、営業利益は254億4300万円(13.9%減)。
クレジット・金融・友の会業の売上高は169億3700万円(前期比3.3%増)、営業利益は29億3000万円(8.0%減)。
