コナカnews|年商555億円12.1%減・経常損失3億円

(株)コナカ(神奈川県横浜市、湖中謙介社長)が2025年9月期決算を発表した。

売上高は554億8700万円(前期比12.1%減)、営業損失は7億6600万円(前年同期は営業損失13億4800万円)、経常損失は3億4500万円(前年同期は経常損失11億5900万円)となり、当期純利益は4億7800万円(前年同期は純損失30億6200万円)。前年同期に続いて経常損失となった。

主力のファッション事業の売上高は、「サマンサタバサグループ」の不採算店舗の撤退や、前連結会計年度で連結子会社であったSTL Co.,Limitedを連結の範囲から除外したことなどで、523億1000万円(前期比13.1%減)となった。

「コナカ・フタタ」では、「氷撃 FREEZE TECHシャツ」が酷暑対応のビジネスシャツとして高い支持を得た。また、衣料の回収と再資源化を促す「エコナカ フタタビ」プロジェクトを通じ、環境負荷の低減による持続可能な社会の実現を推し進めた。また「SUIT SELECT」では、サマンサタバサジャパンリミテッドとのコラボ企画のレディーススーツ、ブラウス・バッグなどの新商品がフレッシャーズの支持を集めた。

サマンサタバサグループは、店舗・ブランドの効率化をはじめとする抜本的な構造改革に着手に取り組んだ結果、利益構造の強化、消費者ニーズに対応した軽装化・カジュアル化が新規顧客層の獲得に一定の成果がみらた。一方で、記録的な降雨・強風・高温、一部地域での洪水・土砂災害・停電等の影響に加え、軽装化・カジュアル化対応にはまだ改善の余地があるため、来店客数の増加は十分に達成することができなかった。

フードサービス事業の売上高は21億6100万円(7.8%増)だった。「かつや」を中心に、価格改定や新たな販促活動が客数、客単価を押し上げた。

教育事業の売上高は、Kids Duoの生徒数が増加したことにより10億1500万円(6.1%増)となった。

グループ店舗数は、サマンサタバサグループを含め、合計7店舗を新規出店し、44店舗を退店した。期末店舗数は607舗となった。

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