ノジマニュース|売上高4320億円の5.0%増、経常利益3.9%増で業界6位を堅持
家電量販店の㈱ノジマは、20107年3月期の決算を明らかにした。
ノジマはケーズホールディングスに次ぐ、業界第6位。ヤマダ電機、ビックカメラ、エディオン、ヨドバシカメラの順で、その次にケーズ、ノジマと続く。
売上高4320億6400万円(前年同期比▲5.0%)、営業利益150億9100万円(3.4%増)、経常利益154億7900万円(3.9%増)、純利益101億5800万円(▲23.2%)。
営業利益率は3.5%、経常利益率は3.6%でまあまあ。
ノジマの事業部セグメントは主に二つある。第1がデジタル家電専門店運営事業、第2がキャリアショップ運営事業である。
第1のデジタル家電専門店運営事業は、デジタルAV関連機器、情報関連機器及び家庭用電化製品の販売を主業務とし、さらに、それらに関するソリューション、セットアップ、修理等のサービス提供を行っている。この会計年度には、社員、従業員の勉強会や研修を通して、知識・経験の共有及び深化を図って、コンサルティングセールスのレベルアップやお客のニーズに合致した新しい商品・サービス提供の充実に取り組んだ。
第2のキャリアショップ運営事業は、携帯電話を中心とした通信関連機器の販売、及び付帯するサービス提供を行っている。グループにおける経営方針の共有、教育・研修の推進を通して、グループとしての一体感を醸成し、店舗品質の向上に努めた。
店舗展開については、デジタル家電専門店運営事業が、デジタル家電専門店20店舗をスクラップ&ビルドを含めて新規出店、4店舗を閉店し、150店舗となった。通信専門店を合わせると174店舗の陣容である。
キャリアショップ運営事業は、直営店・FC店を合わせて、23店舗を新規出店・新規獲得し、6店舗を閉店したため、637店舗となった。
以上の結果、当連結会計年度末における総店舗数は811店舗(海外子会社1店舗除く)となった。
セグメント別の業績は次のとおり。
第1のデジタル家電専門店運営事業は、4K対応テレビが好調に売れて、エアコン、洗濯機、理美容家電、PC本体も堅調に推移したが、デジタルカメラ等が低調だった。この結果、売上高は1855億2700万円(前年同期比1.0%増)、セグメント利益は102億7800万円(23.4%増)となった。
第2のキャリアショップ運営事業は、人材育成への投資として教育・研修等の充実を図ったが、主要子会社であるアイ・ティー・エックス㈱が携帯販売台数の落ち込みに対して、販売管理費の抑制をしきれず、減収減益となった。この結果、売上高は2458億500万円(▲9.1%)、セグメント利益は50億4300万円(▲23.1%)となった。
2018年度業績については、売上高4840億円(前年同期比12.0%増)、営業利益157億円(4.0%増)、経常利益165億円(6.6%増)、純利益102億円(0.4%増)を見込んでいる。
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