AOKInews|第1Qは改装セール反動で売上高0.1%減・経常利益47%減

(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、青木彰宏社長)は、2018年3月期第1四半期決算を発表した。

4月1日~6月30日までの業績は、売上高462億5400万円(前年同期比▲0.1%)、営業利益9億1400万円(▲44.6%)、経常利益8億6200万円(▲47.1%)、純利益3億2500万円(▲62.6%)となった。

昨年度、AOKIでは1月までに120店舗の改装を行った。それにともなって改装セールを実施した。今期はその反動等によって、既存店売上げが低調に推移し、全体の売上高、営業利益に影響した。

売上高対比の営業利益率は2.0%、経常利益率は1.9%。

AOKIグループは、3分野で事業を展開している。第1が主力のファッション事業。第2が、結婚式場、披露宴会場の運営、記念日を軸とした商品の販売・サービスの提供を行うアニヴェルセル・ブライダル事業。第3が、カラオケルーム、複合カフェ、フィットネスクラブ等施設の経営と運営を行うエンターテイメント事業だ。

これらのセグメント別の業績は以下のとおり。

ファッション事業の売上高は271億6900万円(▲3.8%)、営業利益1億5700万円(▲71.9%)となった。AOKIは、ストレッチ機能の商品量を拡大し、カジュアルブランド「カフェソーホー」を提案した。店舗面では、大きいサイズの専門店「Size MAX(サイズマックス)」の単独店2店を含む7店を新規出店した。一方で営業効率改善のため5店を閉鎖した。結果、期末店舗数は575店となった。メンズ&レディスのビジネス・フォーマル・カジュアルショップ「ORIHICA」は、リモデルを図った「THE 3rd Suit」を拡充し、「洗えるBIZスタイル」を強化した。2店を新規出店し、ORIHICAの3月末店舗数は147店となった。

アニヴェルセル・ブライダル事業は引き続きプロポーズプラン等の強化を図り、売上高は69億0200万円(1.8%増)と伸びたが、営業利益6億4000万円(▲2.5%)だった。

(株)ヴァリックのカラオケルーム事業の売上高は42億0300万円(0.0%)、営業損失1億9200万円(前年同期は1億4600万円の営業損失)となった。2店舗を出店、3店舗を閉鎖したため、6月末時点の店舗数は355店舗。複合カフェ事業は売上高79億8300万円、営業利益8900万円(▲77.2%)。10店舗を出店し、1店舗を閉鎖した。新規出店費用、リニューアル費用等の増加が営業利益を押し下げた。

通期の業績は、売上高2005億5000万円、営業利益145億円、経常利益140億円、純利益76億円を見込んでいる。

検索ワード:AOKIホールディングス 第1四半期 決算 2018年2月期

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