セリアnews|上半期779億円・11.5%/客数増加で直営既存店売上高3.3%増
100円ショップの(株)セリア(岐阜県大垣市、河合映治社長)が2018年3月期の第2四半期までの業績を発表した。
4月から9月までの売上高は779億1900万円(前年同期比11.5%増)、営業利益80億6200万円(18.2%増)、経常利益80億5800万円(17.6%増)、純利益53億9400万円(17.2%増)となり、売上高、利益ともに二桁増と好調に推移した。
今期のテーマは「シェア倍増を確実に実現していくための基盤整備」。商業施設の活性化を引き続き積極的に行うとともに、一部地域ではスクラップアンドビルドを推進した。また同社独自のサプライチェーンを強化するため、専売商品の拡充に取り組んだ。
物流面では、今後の店舗拡充を見据えて、4月に神奈川県相模原市に物流センターを新設した。それに加え、昨年度、一定の目途がついた複数倉庫での物流オペレーションについて、さらに細かい取り組みを行なった。
また、POSデータ分析により、確実性の高い新商品の導入や欠品対策の強化を図り、ブランディングも着実に進めている。
直営既存店売上高は、全国的に客数が増加したことにより、前年同期比3.3%増となった。
主要経営指標については、売上原価率は雑貨売上比率、直営店売上比率が増加したことにより57.0%だったが、これは前年同期比0.4ポイントの低下。また販売費及び一般管理費は既存店売上高が好調だったことにより、売上高に対する比率が0.2ポイント低下。そのため売上高営業利益率は10.3%(前年同期9.8%)となった。
出退店状況は、出店が直営店65店舗、一方退店したのは、直営店27店舗とFC店3店舗。これにより、四半期末の店舗数は直営店が1407店舗、FC店52店舗で合計1459店舗となった。
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