AOKI news|第2Q大規模改装一巡・機能性スーツ好調で増収増益

(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、青木彰宏社長)が2018年3月期の第2四半期の決算を発表した。

上半期は、売上高856億7500万円(前年同期比3.7%増)、営業利益13億5900万円(105.8%増)、経常利益9億5900万円(88.7%増)、四半期純利益億1億6300万円(6.7%増)となった。営業利益の大幅な伸びは、売上総利益の増加額が6億6400万円、販売費及び一般管理費の減少額が3500万円あったため。経常利益は前年に投資有価証券売却益が5億4200万円あったが、今期は特別利益がないために増加となった。

売上高営業利益率は15.9%、同経常利益率は11.1%。

セグメント別の業績は次の通りである。

主力のファッション事業は、売上高462億9800万円(1.1%増)、営業損失は前期に実施した大規模改装に伴う費用が減少したことにより、10億5700万円(前年同期は18億1600万円の営業損失)。

AOKIでは、メンズ、レディスとも「本当に洗えるスーツ」などの機能性スーツが好調に推移した。また、改装が、約60店舗で完了した。また、大きいサイズの専門店「Size Max(サイズマックス)」の単独店2店舗を含む8店舗を新規出店した。一方、8店舗を閉鎖。その結果、第2四半期末の店舗数は573店舗(前期末573店舗)となった。

ORIHICA(オリヒカ)では自由に着回しが楽しめる「The 3rd SUITS(サードスーツ)」でビジカジスタイルを提案するとともに、セレモニー用のフォーマルと関連するアイテムを拡充して強化した。2店舗を新規出店し、5店舗を閉鎖した。9月末の店舗数は142店舗(前期末145店舗)。

アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高131億8700万円(2.2%増)、営業利益は9億4700万円(14.0%増)の増収増益。挙式披露宴施設を展開しているアニヴェルセル(株)は施設ごとの強みやコンセプトを明確にした販促・PRを実施した。多様化するウエディングのニーズに応える諸施策が奏功した。また業務効率化の推進により、売上原価や販管費の削減を図った。

AOKIホールディングスはアパレル以外に、カラオケやカフェ事業を展開している。担っているのは、(株)ヴァリック。

カラオケルーム運営事業は、売上高89億3900万円(0.9%増)、営業損失は人件費等の売上原価が増加し2600万円(前年同期は3800万円の営業利益)。人気キャラクターとのコラボレーションキャンペーンを推進。新店が4店、退店が6店、改装が19店で9月末は183店舗(前期末185店舗)の展開。

複合カフェ運営事業は、売上高が172億7300万円(14.4%増)、営業利益は減価償却費や人件費等の売上原価が増加し、10億9900万円(13.7%減)。最新のパソコンへの入れ替えや高速Wi-Fiの全店導入、女性専用エリア拡充で18店舗のリニューアルを実施した。19店舗の新店、3店の退店があり、店舗数は362店舗(前期末は346店舗)。

検索ワード:AOKIホールディングス ORIHICA 2018年3月

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