西松屋news|’18売上高1373億円0.8%増・経常利益▲11%で微増収減益
(株)西松屋チェーン(兵庫県姫路市、大村禎史社長)が、2018年2月期(2017年2月21日~2018年2月20日)の業績を発表した。
売上高1373億0900万円(前期比0.8%増)、営業利益68億5700万円(12.9%減)、経常利益71億3100万円(11.4%減)、当期純利益47億6100万円(7.0%減)。微増収減益となった。利益の減少は人件費の増加により、販売費および一般管理費が増加したことによる。
売上高に対する営業利益率は5.0%、経常利益率は5.2%。
商品面では、手頃な商品と品揃えで差別化を図るため、他業種出身者のスカウトを継続した。これにより、PB商品の開発が強化され、売上げが伸長した。また、数量管理、納期管理を徹底し、在庫コントロールや品質管理の向上に努めた。
オペレーション面では、店長研修会などで従業員教育を行い、スーパーインテンデント(複数店管理店長)制度の拡大を進めた。また、自動釣銭機の全店導入による作業効率化など業務システムの見直しを行った。さらにITの利用によって、店舗での作業手順の改善・単純化を進めた。それによってコスト削減に務めた。それでも販管費は増えた。
店舗は、沖縄から北海道まで全47都道府県に、標準化された店舗網の拡充を進めている。当期は49店舗を出店した。一方で店舗移転なども行い、6店舗を閉鎖した。その結果、期末の店舗数は951店舗となった。
次期の業績は、売上高1460億円(前期比6.3%増)、営業利益82億8300万円(20.8%増)、経常利益85億円(19.2%増)、当期純利益57億0700万円(19.9%増)を見込んでいる。なお、2023年2月期を達成年度として、売上高1800億円、経常利益180億円の中期目標を新たに掲げている。