PPIHnews|ドイトのホームセンター&リフォーム事業をコーナン商事に売却
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)は、100%子会社のドイト(株)(埼玉県さいたま市、渡辺英樹社長)を会社分割(吸収分割)して、ホームセンター事業とリフォーム事業をコーナン商事(株)(大阪府堺市、疋田直太郎社長)に承継させる。
コーナン商事は2019年2月期の売上高3195億9500万円、経常利益187億7200万円。関西圏をドミナントに東北から九州まで356店舗を展開する。ホームセンター業界では4位に位置する。
会社分割とは、会社がその事業に関して有する権利義務の全部または一部を新しく設立する会社または既存の会社に承継させることを言う。前者を新設分割、後者を吸収分割と呼ぶ。企業の不採算部門の切り離しや異なる企業の同一部門をお互いに分離・統合しスケールメリットを求める場合に行われる。
ドイトはホームセンターとリフォームの事業以外に、「ドン・キホーテ」「MEGA ドン・キホーテ」を含むパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスグループが運営する店舗及び第三者が運営する店舗の賃貸管理事業を運営している。賃貸管理事業については引き続き継続する。
ドイトは、コーナン商事から対価として68億2000万円を受け取る予定だ。ただし、承継する資産及び負債の内容に変動がある場合には、当該対価について変動する可能性がある。吸収分割契約締結日は2019年12月6日、吸収分割実施日は2020年2月1日を予定する。