楽天news｜楽天ネットスーパーを完全子会社化､西友は店舗出荷型スーパーに

楽天グループ(株)と(株)西友は、楽天西友ネットスーパー(株)が楽天の完全子会社となることに合意した。

今後、楽天が楽天西友ネットスーパーと倉庫型ネットスーパー事業の運営を継続して行い、西友は実店舗を起点とする店舗出荷型ネットスーパー事業を単独運営するという形態へ移行する。

約1年間の移行期間を経たうえで、今後、会社名とサービス名称を変更する予定だ。

楽天と西友は 2018 年４月に合弁で楽天西友ネットスーパーを設立して合弁事業を進めてきた。国内のネットスーパー市場は年々拡大傾向にあり、2022 年は2770億円（前年比 12.1％増）規模に成長した。今後も物流インフラ整備への投資が進み、サービス展開エリアの拡大が予想されているなかで、「楽天西友ネットスーパー」では、17都道府県（北海道、宮城県、福島県、千葉県、埼玉県、東京都、 神奈川県、長野県、愛知県、滋賀県、京都府、奈良県、兵庫県、大阪府、福岡県、 熊本県、長崎県）で事業展開し、3カ所の物流センターによる供給能力を強化してきた。

運営形態変更に伴い、楽天は意思決定の迅速さと柔軟性をさらに上げ、最適なタイミングでさまざまな選択肢を検討・実施することで早期の収益の改善を目指す。