ベイシアnews|岐阜県の「三心」がグループ入り/9店舗を展開
(株)ベイシア(群馬県前橋市、相木孝仁社長)は、岐阜県にスーパーマーケット9店舗を展開する(株)三心(岐阜県岐阜市、中島全敏社長)のグループ入りを発表した。10月31日付けで発行済み全株式を譲り受ける株式譲渡契約を締結した。
ベイシアは三心をパートナー企業として、地域に根ざした事業をさらに広げていく新たな連携を進める。互いに地域との関係性を築いてきた両社の強みを掛け合わせることで、地域課題の解決やより持続可能な価値の創出を目指す。
具体的には三心の既存店舗に対して改装投資を行い、店舗のリブランディングを図る。従業員にとっては働きやすく、顧客には買いやすい店舗づくりを進める。当面、次の3つの取り組みを検討する。
①屋号は、地元の顧客や従業員からの愛着がある「スーパー三心」の屋号を当面残し、改装後の店舗は「ベイシア」または「ベイシアフーズパーク」とのダブルネームなどを検討する
②商品面は、「ドライグロッサリーのディスカウントスーパー」として、地元で高い知名度を誇る三心の良さを残しながら、プライベートブランド「ベイシアプレミアム」や惣菜をはじめとしたベイシアにおける最新MDの導入を検討する
③ITインフラ面は、ベイシアアプリ、スマートデバイス、自動発注等のベイシア各店においてベースとなる施策を順次導入し、店舗サービスの生産性向上を図る
また、三心が出店している東海地域は、ベイシアの重点出店エリアとも重なっていて、より多くの顧客のくらしを豊かにするための多様なアプローチが可能になる。
両社が協力し、地域に寄り添った店舗づくりを進めることで、魅力ある店舗サービスや商品を提供し、地域のにぎわい創出に貢献するとともに、地域活性化の一助となることを目指す。
三心は、1981年の創業から、「感謝・誠実・努力」という3つの心を理念に、近隣の顧客の食卓へ安全かつ安心を家計に優しい価格で提供することを目指して、「ドライグロッサリーのディスカウントスーパー」として地域に根づいている。
季節ごとの催事や各店舗での独自のイベントなど地域の顧客に寄り添った企画を実施し、地域密着のスーパーマーケットとして顧客の支持が高い。また、地場の青果市場とも良好な関係を築き、直接目利きをして買い付けを行うなど、鮮度や品質にこだわった食品展開に強みをもつ。