セブン&アイnews|「7プレミアム 上富良野 大角さんのホップ畑から」限定発売

(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)と、サッポロビール(株)(東京都渋谷区、髙島英也社長)は、「セブンプレミアム 上富良野 大角さんのホップ畑から」350ml(税込221円)と500ml(税込286円)を、7月29日(月)に発売する。セブン&アイグループ各社の酒類取り扱い店舗約2万1500店(2019年6月末現在)で数量限定で販売開始する。

大角友哉さんは北海道上富良野市のJAふらの上富良野支所に所属するホップ生産者だ。大正時代からの伝統を引き継ぐ4軒の農家の一人でもある。その大角友哉さんがつくった、豊かな香りと爽やかな苦味が特長の “フラノスペシャル” ホップを使用する。醸造方法にもこのホップを活かす工夫を施すことで、香りの特徴を際立たせたビールが生まれた。アルコール分は5%。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、「日本ブランド」の価値や、その伝統的技術への興味と関心が世界中から高まっている。サッポロビールは、日本国内の生産者と安全・安心で良質な大麦やホップの生産に取り組んでいる。このサッポロビール独自の原料調達システムによって、今回のビールづくりも行われた。

【結城義晴の述懐】ビール系飲料のプライベートブランドは2009年の夏に登場した。大騒ぎだった。ビールメーカーの優位的立場があって、それを崩すものだったからだ。初めはセブン&アイとイオンの「第3のビール」で、サントリーが製造元だった。その後、メーカーのデュアルブランド戦略(二重ブランド戦略)は発泡酒から真正ビールにも及び、アサヒビール、キリンビールにサッポロビールも加わって、4大メーカーがいずれもこの戦略を採用することとなった。今回のセブン&アイとサッポロビールの「セブンプレミアム」の共同開発は、約10年にわたる歴史に裏打ちされていることになるが、最初はいやいやプライベートブランドに付き合っていたメーカーが、いまや最も重要なテクノロジーを提供して、プライベートブランドで市場調査や実験を試みるようになってきた。しかし数量が限定されたりして、制約は設けられている。

デュアルブランドは今後も、まだまだ開発されることになるが、それはコンビニエンスストア業態の他業態に対する優位性と関連するものであって、そこにちょっと陰りが見えていることも確かだ。

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