ファミマnews|サラダ全品を環境配慮型容器に/植物工場栽培の野菜サラダも
(株)ファミリーマート(東京都港区、澤田貴司社長)は、4月末にサラダ全品の容器(約30種類)を、バイオマスプラスチックなどを使用した環境配慮型容器へと切り替えた。
今年2月に、持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年および2050年に向けた中長期目標を定めた「ファミマecoビジョン2050」を策定した。「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」「プラスチック対策」「食品ロスの削減」の3つのテーマの目標達成に向けた取り組みを進めている。サラダ容器切り替えはその一環になる。これによって石油系プラスチック削減量は、年間約900トンを見込む。
また、サラダの需要が伸長することに合わせ、植物工場で栽培したグリーンリーフを使用した野菜サラダ4種類を6月2日(火)から関東・中部・関西地方のファミリーマート約1万1400店で販売する。もちろん環境配慮型容器を採用している。
「フレッシュ野菜サラダ」(151円)、「シーチキン&コーンサラダ」(195円)、「ハムと北海道産ポテトのサラダ」(218円)、「蒸し鶏のサラダ」(184円)の4種類。いずれも本体価格。
植物工場は、天候や災害による影響を受けにくい。そのため価格の変動を受けない野菜の安定的な供給が可能となる。また、野菜の洗浄などの手間も少なくて済み、工場での省力化に繋がる。ファミリーマートでは従来の路地栽培の野菜と組み合わせながら、植物工場で栽培された野菜の使用量を今後拡大していく方針だ。