良品計画news|横浜限定、モルト粕を活用したレトルトカレー4/21新発売 

(株)良品計画(東京都豊島区、堂前宣夫社長)は、(株)横浜ビール、横浜市資源循環局と連携し、資源循環と地域の魅力を活かしたレトルトカレー「ハマクロカレー」を開発し、4月21日(金)から無印良品横浜市内7店舗で発売する。価格は180gで780円(税込み)。

同社は、2021年9月から地域事業部を設置し、地域の企業や行政と協力して独自の商品開発や地域の活性化に努めている。地域事業部の1つである横浜事業部では、2021年5月に神奈川県横浜市と「横浜市と株式会社良品計画による感じ良い暮らしと社会の実現に向けた包括連携協定」を締結し、地域活性化や地域課題解決に寄与する活動を進めている。

今回横浜ビールと横浜事業部は、「地域の魅力を地域で育てたい」「資源循環の取り組みを拡げ持続可能な社会の実現に寄与したい」という共通の思いから、一緒にレトルトカレー「ハマクロカレー」を作った。

このレトルトカレーは、地元食材のおいしさを活かした横浜ビールの店舗「驛の食卓」で提供されているカレーに、横浜事業部の提案によりクラフトビール醸造の過程で生まれる副産物である「モルト粕」を入れて仕上げた。

モルト粕は、これまで一部を飼料や肥料として活用していたものの、廃棄されることもあった。輸送時にはコストがかかり、環境への負荷も大きな地域課題となっていた。またモルト粕にはたんぱく質や繊維も豊富であることから、それを活かせないかと考えた。

さらに、モルト粕の活用の取り組みとして、パッケージの用紙もモルト粕を混ぜ込んだアップサイクル再生紙「クラフトビールペーパー」を採用した。商品化にあたっては、食品ロス削減・プラスチック対策を重点的に取り組む横浜市資源循環局、クラフトビールペーパーの製造開発を行っている「(株)kitafuku」と意見交換を行いながら進めてきた。

これまで横浜事業部は、地域の未利用魚や規格外の食材等を活用し、新しい商品づくりに取り組んできた。昨年は、神奈川県産の規格外果物も活用し、横浜馬車道のスイーツブランド「ガトー・ド・ボワイヤージュ」と共同開発した「神奈川のひとくち焼き菓子」や、焼売弁当用に準備したが使われなかった食材を活用し「崎陽軒」と共同開発した「もったいないを見直そう弁当」、今年3月には横浜市中央卸売市場の協力を得て、未利用魚を活用し地元レストランと共同開発したレトルトの「和風鯖カレー」などを発売した。

 

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