イトーヨーカ堂news|認知症当事者の声を反映した商品を開発

(株)イトーヨーカ堂(東京都千代田区、山本哲也社長)は8月下旬から、経済産業省が推進する「オレンジイノベーション・プロジェクト」を通じ、認知症当事者の声を反映したパジャマとルームシューズを、全国のイトーヨーカドー56店舗のあんしんサポートショップで販売を開始した。

「オレンジイノベーション・プロジェクト」とは、認知症になってからも自分らしく暮らし続けられる社会の実現を目指すもので、認知症の人が主体的に企業や社会等と関わり、認知症当事者の真のニーズをとらえた製品・サービスの開発を行う「当事者参画型開発」の普及と、その持続的な仕組みの実現に向けた取り組みを推進するプロジェクト。

イトーヨーカドーはこの取り組みに賛同し、2024年から「オレンジイノベーション・プロジェクト」実践企業に採択され、認知症当事者の人々の要望や悩みをヒアリングしながら商品開発を進めてきた。

発売する商品は、複数回の意見交換や試作品の試供を通じて開発された。「腕を通す場所やズボンの前後をわかりやすく」との声を反映し、アームホールにカラーステッチの目印があり袖に腕を通しやすく、ズボンに「前」タグを付け前後の履き間違いを防止するパジャマと、「足を入れる場所をわかりやすく」という声を反映し履き口にパイピングで色分けしたルームシューズとなる。

「紳士マジックテープパジャマ」「婦人マジックテープパジャマ」どちらも本体価格4990円(以下同)。「足にやさしいルームシューズ」は2300円。

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